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初めての台湾出張で知った、台湾あるあるの話


2泊3日の台湾出張

 6月の上旬、台湾に出張しました。
 私の所属する会社は、台湾の特許事務所を通じての出願(特許、実案、意匠、商標)が多いです。
 そのため以前から、「台湾ってどんなところなんだろう」「台湾のクライアントってどんな方なんだろう」と気になっていました。
 今年の春に出張の計画が持ち上がった時は、チャンス到来といった気持ちになりました。

 2泊3日の滞在で、10社のクライアントと面談しました。
 観光の時間や自由時間はありません。
 それでも、いつもお仕事を頂く方々と顔を合わせることができ、充実感を得ることができました。

滞在中に知った、台湾のあるある10選

 スケジュールがぎっしりと詰まっていたとはいえ、日本と異なる台湾の特色を見つけることができました。
 以下、台湾で見聞きした特徴的な文化(台湾あるある)です。

1 オフィス街のはずが、雑居ビルに見える

 今回、台北と台中を訪れました。
 どちらにもオフィス街があるのですが、いかにもオフィスビルらしいビルはほとんどありません。

台北付近の町

 多くのビルが、日本で言う雑居ビルに見えます。
 屋上にプレハブ小屋を建てているビルもあります。
 古いものを大事にする国民性でしょうか。

2 日本のチェーン店がいっぱいある

 特に台北の街中で、日本のチェーン店を多く見かけました。
 吉野家やすき家はもちろん、くら寿司や焼肉ライク、世界の山ちゃんやコメダ珈琲といった名古屋グルメ系まで、進出しています。
 飲食店のみならず、ニトリや無印良品もあります。
 日本食や日本の雑貨が恋しくなることはなさそうです。

3 コンビニはセブンイレブンとファミマ

 台北、台中ともに、コンビニが多いです。

台中のセブンイレブンにて、チョコミルクを飲む

 セブンイレブンとファミマの二大巨頭が、しのぎを削っています。
 セブンイレブンには、日本と同様におでんがあります。
 ただし、中華らしい独特の匂いが漂います。

4 暑い気候でも、「水」は白湯が多い

 クライアントのもとを訪れた際に、水を頂くことがありました。
 水とは言っても、少し湯気の出ている白湯です。
 高温多湿の気候でも、温かい水が好まれるようです。
 個人的にはキンキンの冷水は苦手なので、落ち着きました。お腹の弱い人も安心ですね。

5 化粧品を扱う店が少ない

 日本のドラッグストアに必ずある化粧品コーナーが、台湾では設けられていないことがあります。
 コーナーがあっても日本のブランドが多く、台湾のブランドはあまりありません。
 台湾の女性は化粧をしない傾向にあるのが、その原因です。
 化粧にこだわらない文化は、気楽な感じがして羨ましいです。
 なお、多湿の気候によるものなのか、皆さんお肌が綺麗です。

6 新幹線のレベルが高い

 台北から台中までは、台湾の新幹線(台湾高鐵)で約1時間です。

台中にて

 車両は、東海道新幹線で近年まで走っていた700系がベースになっています。
 乗り心地、ダイヤの正確さともに、日本の新幹線と遜色ありません。
 さらに、東海道新幹線では廃止された車内販売もあります。
 長距離の移動でも、快適に過ごせます。

7 タクシーは安いがかっ飛ばす

 台北、台中ともに、タクシーが安いです。
 町中の移動は全て、タクシーを利用しました。
 しかし皆運転が荒く、飛ばせるところではとにかく飛ばします。
 車酔い対策として、スマホをあまり見ないようにして、外の景色を見るようにしました。

8 スクーターが多い

 交差点を見ていると、スクーターの多さに驚きます。

交差点にスクーターが集まる

 信号が青に変わるまでにたくさんのスクーターが交差点にやってきて、信号が変わると一斉に走り出す光景を見ることができます。
 ひとりで通勤する人だけでなく、子どもを後ろに乗せている親もいます。
 逆に、自転車はあまり見かけません。

9 6月でも暑いので、軽装の人が多い

 6月上旬は、日本だとまだ梅雨入りしたばかりです。
 暑い日もあれば涼しい日もあります。
 一方で台湾は6月上旬でも、ムワッとした夏らしい空気が漂います。
 ジャケットやカーディガンなどを羽織っている人は、ほとんどいませんでした。

10 国内と同じ感覚で日本に行く人が多い

 クライアントの方々と話していて多かったのが、「日本に行った」話です。
 「去年の冬、札幌の雪まつりに行った」と話す方もいれば、「今年の夏に沖縄でゴルフをする予定がある」と話す方もいました。
 主要な都市だけではなく、小松や新潟、高松に行かれた方々もいました。
 台湾には、日本の地方空港に安く行けるパックがあるようです。
 日本に親しんでいる方が多くて、嬉しいですね。

まとめ

ホテルから見た景色

 わずか2泊3日とはいえ、台湾独自の文化を多く知ることができました。
 何といっても、お会いした方々が皆温かく親切だったことが、台湾で受けた一番の感銘です。
 仕事だけでなく、プライベートでも台湾を再訪したいです。

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