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室井慎次が令和を撃つ


平成を熱く過ごして夢敗れた室井が令和を撃つ。人を簡単に疑うものじゃない、何人もの人間を疑い、逮捕したが世の中は変わらなかったというのが教えだ。警察を退官後は親が事件を起こして施設に入っている子供たちを里親として引き取っていた。

現場とキャリアの壁を取り払って組織を一体化するというのが果たせなかった青島との約束であるが、市民となった室井は別のやり方で家族や人々を守り、治安を維持、回復していく。人々は氷塊し一体となる。約束を越えた信念を見せられた思いだ。

犯罪者は勿論、闇バイトや週刊誌、SNSでの断罪など令和現象とも言える横行する問題の当事者、予備軍、関わる人、令和を生きる全ての人に刺さる作品である。

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