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【見学記】岩手【日本現代詩歌文学館】「インテリアと詩歌」
はじめましての人ははじめまして、ヤマガと申します。
先日、日本現代詩歌文学館に行ったので【見学記】をまとめました。
展覧会
「インテリアと詩歌」
会期:2024年6月13日(木)~2025年3月9日(日)
「井上靖記念室」
会場
🏛️日本現代詩歌文学館
開館時間:9:00〜17:00
日本現代詩歌文学館は、明治以降の詩・短歌・俳句・川柳など、全国規模で総合的に収集・保存・研究をしている日本唯一の詩歌専門の文学館。
「インテリアと詩歌」
代々受け継がれてきた箪笥、1人暮らしのためのベッド、家族の人数に合わせた食卓…私たちはいくつものインテリアに囲まれて暮らしています。
現代では、量販店やネットショップが充実し、気軽に入手できるようになった家具ですが、古代エジプト文明を起源とする歴史の中で、長らく権威の象徴とされてきました。たとえば、ツタンカーメン王のピラミッドからは、華やかな装飾のほどこされた机、椅子、寝台などの調度品一式が見つかっています。
このことは私たちの根底にある美意識と無関係とはいえないように思われます。家具はそれぞれの機能性や合理性だけでなく、室内の調和あるいは不調和を目指して選択され配置されます。そうして作りあげられる極私的な空間は、ときに他者の共感を得、ときに理解を超えるものとなります。それは、私たちがことばをつむぐ行為、とりわけ詩歌の創作に通ずるようにも思われるのです。
近年、コロナ禍での外出制限、リモートワークなどにより、室内の快適さや利便性が意識されるようになりました。急激に変化し続ける社会の中で、あらためて「私」を見つめる機会となることを期待し、本展を開催します。
私たちの暮らしを支える「インテリア」に焦点を当てた展示になります。
インテリアの世界に浸れる素敵な展示空間になっていました。
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1905年 ベルリン国立美術館蔵
雑草園(俳人・山口青邨宅)
俳人・山口青邨の東京にあった家を、そのまま移築復元したもの。
山口青邨
1892(明治25)年盛岡市生まれ。本名は吉郎。
第二高等学校を経て東京帝大卒。鉱山学者として帝大(東大)の工学部教授を務める一方、俳句を高浜虚子に師事。
「ホトトギス」の正統に学びつつ新風を拓いた。1930(昭和)5年には自ら「夏草」を創刊。以後、生涯にわたり守り続けて作品を発表する傍ら、多くの人材を俳壇に送り込んだ。
その人柄は純情・清廉・直情、知識人としての深い教養と相まって句の特徴を成し、昭和俳壇の元老的存在として、かつ親しまれた。
また故郷・みちのくを詠んだ秀句を多く残し、「みちのくの俳人・青邨」として広く知られている。文章(写生文)もよくし、随筆家としても大きな業績を残した。
山口青邨は、1931(昭和)6年(39歳)に東京都杉並区和田本町のこの家に移り住み、生涯をここで過ごしました。
自ら雑草園と呼び、「私の只一つの贅沢」と語った庭は、すみれ、ひまわり、紅粉花等、四季折々の草花であふれ、趣を楽しまれました。
この場所から数々の名作が生み出されており、青邨文学の源泉というべき場所です。(省略)
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ここまでお読みいただきありがとうございました。また次の記事でお会いできたらと思います。