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【見学記】【岩手県立美術館】展覧会「堀内誠一 絵の世界」「コレクション展 第1期 特集:どうぶつのかたち」
はじめましての人ははじめまして、ヤマガと申します。
先日、岩手県立美術館に見学しに行ったので【見学記】をまとめました。
展覧会
「堀内誠一 絵の世界」
会期:2024年4月13日(土)ー 6月2日(日)
「コレクション展 第1期 特集:どうぶつのかたち」
会期:2024年4月26日(金)ー 7月15日(月・祝)
・料金
【一般】 前売1,000円(当日1,300円)
【高校生・学生】 前売600円(当日800円)
【小学生・中学生】 前売400円(当日500円)
会場
🏛️岩手県立美術館
開館時間:9:30〜18:00(入館は17:30まで)
堀内誠一 絵の世界
この展覧会は、昭和を代表するアートディレクターであり、絵本作家でもあった堀内誠一さんの画業を回顧するものです。
堀内誠一さんは、雑誌のロゴや本の装幀、ポスターのデザインを手がける一方で、名作絵本の原画も多数制作しました。
絵本の原画や書籍の挿絵、雑誌のカット画、そして晩年に世界の街を描いた風景画まで、約200点を多数の資料と共に、彼の画業の全貌を紹介しています。
14歳という若さで伊勢丹百貨店で働き始めます。看板のレタリングやウィンドウディスプレイのデザインなどさまざまな仕事を経験します。このことを知り、やはり凄まじいという感想を抱きました。
第2章「多彩な絵本の世界」では、それぞれの作品ごとに絵本が置かれていたので、見やすい展示構成になっていて良かったです。画風は、同じ作者と思えないほど、物語によって変化しています。このことから、その物語の世界観を表現するという堀内氏の想いが込められているなと感じました。
印象に残った作品
私が小さい頃、「ぐるんぱのようちえん」をよく見た記憶があったので、それが展示されているコーナーはじっくりと鑑賞しました。かわいらしい絵でありながら、今見ても愛着が湧く絵柄だなと思いました。
![](https://assets.st-note.com/img/1714787434192-BLYlDskj2B.jpg?width=1200)
「雪わたり」は、リズム感があって楽しく、堀内誠一さんの絵も世界観に合っており、影の青がとてもきれいで、透明感あふれる美しい絵が印象に残りました。
![](https://assets.st-note.com/img/1714787277662-IoBlJ2FQ8S.jpg)
「グリム童話集」は、「ブレーメンの音楽隊」、「赤ずきん」など作品を象徴する絵が描かれており、登場人物の表情はどれも豊かで見ていて楽しかったです。
「第4章 堀内誠一の残したもの」では、手書きの地図が展示されていました。事細かに地名や店名などが小さな文字で描かれているのを見て、驚嘆しました。
※図録はAmazonでも入手できます。
コレクション展 第1期 特集:どうぶつのかたち
常設展示室、萬鐵五郎展示室、松本竣介・舟越保武展示室の3室で作品は公開されています。
展示作品には、魚の画家と称された白石隆一の写実絵画や、鋳金家の内藤春治、鈴木貫爾らの詩情あふれる作品、彫刻家の堀江尚志、舟越保武の簡潔ながらも的確に動きを捉えた魚の作品などが含まれています。
動物以外にも、風景をテーマにした作品や、風土に根ざした作品が紹介されています。
印象に残った作品
・《夜の祭典》鶴岡政男
・《撫林》獅子内武夫
・《遠いゆきどけ》長谷川誠
・《序説》松本瞬介
・《原の城》舟越保武
ここまでお読みいただきありがとうございました。また次の記事でお会いできたらと思います。