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博物館資料保存論 レポート(設問形式)③


【問】博物館で使用される光源のうちLEDについて簡潔に紹介せよ。

私の書いた回答はこちらです↓↓

LEDは発光ダイオードとも呼ばれる。赤外線、紫外線はほとんど放出されない、上昇温度が格段に少ないなどの特徴を持つ。博物館では白色LEDが使用されている。なお、白色LEDには
1、シングルチップ方式(青色LED+蛍光体方式)
2、シングルチップ方式(紫色LED+蛍光体方式)
3、マルチチップ方式 (RGB LED混色方式)
の3通りがある。
 演色性を求められる博物館では1(青色LED+蛍光体方式)、2(紫色LED+蛍光体方式)のシングルチップ方式が採用されるが、青色LEDは紫色LEDより演色性が低く(Ra90-95)、紫色LEDは青色LEDより演色性は高い(Ra95以上)が効率が低く若干の紫外線を含むなど、技術的にまだ途上の光源と言える。しかしながら、博物館に必要な光源の条件6項目
①紫外線、赤外線等資料に有害な光を出さない
②低い変退色損傷係数である
③適当な色温度である(2700~5000Kの範囲)
④高い演色性を持つ(Ra90以上)
⑤照度制限に対応できるよう調光可能である
⑥目的に応じた配光制御が可能である
全てに合致するこれからが期待される新しい光源である


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