すぐ忘れる
いいこと思い付いた。
今、手元に書き留めるものがない。
運転中だ、移動中だ、仕事中だ、シャワー中だ洗い物中だ手が濡れているだなんだということで、スマホがすぐに出せない。
すぐにメモできず、メモができる状況を待つ。
その間、忘れないように頭の中で反芻し続ける。
忘れないように、忘れないように。
あっ、綿棒切らしそう。綿棒メモ、
綿棒、綿棒、綿棒、
シャンプー、シャンプー、
え、リンス?ちゃう、なんやった?
シャンプーちゃうねん。
シャンプーしながらシャンプーシャンプーとか言うから
何か切らしてた気がする
ちゃうちゃう、その前に思い付いてたことあった、
ずっと反芻してたのに
もう忘れてる。
何か忘れた時、さっきの場所に戻ったら思い出すことあるけど、シャンプー中はずっと同じ場所なので戻りようがない。
反芻は英単語の即時的な暗記とメカニズムが一緒だ。
意味を伴わずに字面と音だけで忘れないようにしても、途中で別の刺激が入ったらもうおしまい。
アイデアは忘れがちという話。