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INTAI

INTAIしたいなぁ。僕は今の仕事は向いていない方だと思う。自分がそう思うのだから仕方がない。じゃあ何が向いているのかと聞かれてもそれが解っているわけではない。

「今の仕事の向き不向きを断じるのはまだ早い」
そう一般論として諭されることはあると思う。要は、まだまだ未熟であり、向き不向きを悟る程の経験が足りていない、いざ死ぬ間際に振り返って天職だったと解るときが来ると。


そこまで待てない。僕の人生の時間は、天職かどうか振り返る判断材料を探すための時間ではない。死ぬ間際に「あぁ、向いてなかったな」とか目も当てられない。責任をとるのは自分だ。

今の仕事は修得するのに時間がかかる。まだ修得しきれていないし、人生何周しても修得完了することはない、そんな仕事だ。ただここまでいい経験にはなった。ここから新たにギアを上げて、大学院にでも行ってエビデンス構築に寄与する研究者兼臨床家になるか、このまま昔取った杵柄で仕事を続けるか、2つにひとつだ。統計を使う臨床家とそうでない臨床家、二極化している。何となく肌感がそう言っている。

今の僕の立ち位置は後者だ。「統計が使えないと使いものにならない」とまでは言わないけど、昔取った杵柄の臨床家の行く末は厳しい。だとしたら、もうここいらで針路を変える必要がある。

遅かれ早かれ誰にも降りかかる火の粉だ。だから「INTAIしたいなぁ」僕はそう思った。ただそれだけだ。「また戻るかも知れないけど一旦INTAI」、そんなノリ。

僕はそうは言っても、明日も同じ時間に起きて同じところに行く。
余計な迷惑を掛けるのは違うので、誠実にINTAIできるよう準備をする。何年かかるかな。