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足が痛くなる話

こんにちは。
朝note、中山泰地です。

痛くなるシリーズ2回目の今日は
「足」です。

私たち理学療法士は
「足」と「脚」を区別します。

「足」:足首から下(いわゆる足部)
「脚」:あし全体(股関節から下全体。いわゆる下肢)

そんなイメージです。


ねんざとは違う、痛風でもない

初めて症状が出たのは3年ほど前、
父の実家の法事に行ってからでした。

父は9人ぐらいの兄弟の末っ子。
私には叔父叔母やいとこがたくさんいて皆ほぼ高齢。
昔ながらの長屋造りの実家に集まると部屋は密になります(まだコロナ前だから)。

祖父が亡くなって35年以上。
法事で親族が集まってもしんみりした雰囲気ではなく、
みなそれぞれ明るい思い出話に花が咲くのがうちの特徴。

年上のいとこたちに交じり、
部屋の隅の板の間で正座して「うんうん」と周りの話を聞いていました。

・・・・・・

法事が済んで自宅に戻ると
右足がおかしい…?
右すねの下、足首の付け根ちょうど真ん中あたりの
ズキンズキンが徐々に増えていく…
左と比べると少し腫れてます。
つま先を上げておくのが痛くて、
歩くときに右のかかとを着く瞬間にこらえきれずに
パタンパタンと足の裏で地面をたたくので、まあまうるさい。
わざと音出してるんかと思われるほどの音がしますが、
出したくて出してる訳ではないんです。
「フットスラップ」です。

心当たりは
部屋の隅の板の間で正座
でした。

ちょうど痛む部位が長時間ぐりぐりと板の間に押し付けられていたからだと考えました。

骨折はあり得ないと思いつつ、
圧痛と安静時痛が増えてくるので念のため整形外科受診しレントゲン撮影。

結果、骨折ではなく特に診断もつかず。

医師に「部屋の隅の板の間で正座」の件を話すと
「じゃあ多分それやね」と。
モーラステープ(湿布)と痛み止めだけ処方され終了。

理学療法士の工夫が発揮される瞬間

解剖学の本を見ながら自分で症状を解釈すると、
(上)伸筋支帯付近の炎症なのかなと。

仕事中はとにかく階段・廊下を歩くので、
歩行能力の低下(疼痛による速度・持久性・再現性低下、審美性の低下)が結構ある。

テーピングに精通してないタイプの理学療法士ですが、
少しでも痛み軽減できればと、
伸筋支帯のテンションを緩めるようなイメージで自分なりに巻いてみました。

手持ちがサージカルテープしかなく、
取り敢えずサージカルを地肌に無理くり巻きます。
(※剥がすときすね毛抜けるし地肌に良くない)

それが意外とうまくいって、
全然本式のテーピング療法ではないですが、
解剖学の基本を押さえれば臨機応変に対応できるもんだと気付かせてくれる出来事でもありました。

誰が何と言おうとこれは「工夫の発揮」です。


再発と寛解を繰り返す

以降、「部屋の隅の板の間で正座」は避けるようにはしていますが、
何かのきっかけで何度か再発し、
その度に自己流テーピングと市販の湿布で乗り切っています。


根本的に解決できてない…


自分の理学療法士としての壁です…
予防領域、スポーツ・運動器領域の理学療法士なら
次の評価・治療に進むのだろうが、
今の私はここで止まっています。

アドバイス頂ける方あればコメントお願いします<m(__)m>



コミカルに軽快にライトに30分ぐらいでササっと描写するつもりが、
解剖の教科書まで出してきて調べて2時間かけてしまいました。

今日の着地これで当ってるんかな…?

今日も最後まで読んで頂きありがとうございました!