特に意味はないけどなんか色々影響された文章
じっと見据える。
じっと見ている。
子どもは大人を見ている。
一挙手一投足を見ている。
甘く見ない方がいい。
わかってないと思ったら間違いだ。
そのうち足元すくわれる。
見透かされている。
子どもは利口だ。
一体どんな世界に見えてるんだろう。
昔は自分も見えていた世界のはずなのに、今となればもう想像もつかない。
もう見ることは叶わない。
同じ眼のはずなのにもう同じ眼ではない。
厳密には全く違う眼なのかも知れない。
10歳の時の僕の眼球は、時間をかけて細胞分裂を繰り返し、もはやすっかり入れ替わったのだとしたら、もはや全く違う眼だ。
利口だった眼は、もう想像でさえ補えない。
想像で補うための脳細胞すら、すっかり目新しい。
あるいは。