水があふれるのを防ぐための上の穴
洗面台の排水溝が定期的にカビてくるので、カビキラーを吹き付ける。水があふれるのを防ぐための上の穴にもカビキラーを吹き付け、10分ほど置く。シャワーヘッドを外し、水があふれるのを防ぐための上の穴に流量最大にして直射すると、排水溝の中の壁面の横の穴から、ちょうど羊羹の切れ端みたいな塊がコポっと出てくる。羊羹を食べている最中の人には申し訳ないが、本当にちょうどそんな見た目の塊がコポっと出てきて、大変気持ちがいい。
水があふれるのを防ぐための上の穴と、排水溝の中の壁面の横の穴は、つながっている。この仕組みを考えた人はすごいと思う。2024年に僕が今さら取り立てていう事でもないとは思うが、よくできた仕組みだ。
そしてそのつながっている中身の部分は、そういった羊羹の切れ端みたいな塊ができやすい。これに関しては僕が定期清掃を怠っているからという指摘も甘んじて受けるが、今まで引っ越してきたどの物件でも、同じような塊に出くわしてきたから、おのずとそういう塊ができやすい構造なんだと思う。
水があふれるのを防ぐための上の穴にシャワーヘッドの流水を一気に直射すると、カビキラーで一旦剝がれやすくなった羊羹の切れ端みたいな塊は一網打尽だ。一気にいくことが重要で、流水の水量が少ない状態で中途半端に当てたり、まだ羊羹の切れ端みたいな塊の成長が十分でない状態で当ててしまうと、羊羹の切れ端みたいな塊の剥がれが悪いことがある。そんなときは潔く剥がすのをあきらめて、もう数週間空けたのちに再挑戦すると、より大きな塊が一気にこそげ出てきて大変気持ちがいい。
水があふれるのを防ぐための上の穴と排水溝の中の壁面の横の穴の仕組みを考えた人は、こういった清掃時の遊び心までを想定して考えたかどうかというと、特にそこまで考えてはいないと思う。