患者さんの意欲のせいにするのはたぶん正解ではない。
「患者さんの意欲が低いからリハビリができない」
セラピストがそう言うことはよくある。
でも本当にそうなのか、よく考えないといけない。
「意欲が低い」の部分は本当だと思う。そういうこともある。でも「意欲が低いから」となると話は別だ。疾患自体の影響・身体機能の影響・高次脳機能の影響は言わずもがな、セラピストは自分の身を振り返らないといけない。意外と関わり方次第だったりする。
「患者さんの意欲が低いから」
…どうにもならなくて、やむを得ずそうなることもあるだろうけど、それでも、リハビリができない理由をそれにするのは、最適ではないと思う。