千利休のことを知りたい人に絶対オススメ!!
「真の芸術家か、戦国最大のフィクサーかーー。」
帯文より。
※フィクサーは、黒幕を意味する言葉ドグ。(*´Д`)
歴史小説を読んだことがない私が、こんなに夢中になって読むなんて。
千利休のことを知りたかったんだドグ。
なんで茶人なのに、切腹して死ななければならなかったのか。何で山上宗二は耳と鼻を切られて殺されたんだドグ?
そもそもどんな気持ちで利休は侘びとか言っていたんだろう?
それが、この本を読んでゆくうちに歴史に巻き込まれるように物語が進み、出てくる武将がとてつもなくリアルで、本当に本の中に入り込んでしまったかのように利休に感情移入して読んでしまったんだドグ。そして、侘ってなんだかわかった気がした。
秀吉の金の茶室を利休が侘と認めた辺りは、
芸術家同士の闘いであることと、己の内にあるものを表現するという表現者としてどこまで新しくあれるかということを、
こんな昔から芸術家は考えていたんだろうなと、常に考えていたんだろうなと、思わされたドグ……。
『茶聖』はシーンの一つ一つが目に浮かび、茶室の狭さと暗さ、お茶の香りや、秀吉の顔、伊達政宗の筋肉、小田原城から観る箱根山……と、小説の中に連れ込まれるようだったドグ。
良い小説に出会えて、本当に感謝していますドグ。
ドグ子☆
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