私らしくありたいと思う。
「人の痛みが分かる、誰にもやさしい、温かい人でいたい」そんな言葉を胸に刻みながら私はこれまでの人生を歩んできました。もちろんそれはとても大切なのことなのですが、最近私は、何よりもまず私らしくありたいと思っています。
これまでも私らしく生きてきたのですが、でももっともっと私らしく生きたいと願うのです。66歳の私がこだわる「私らしく」とは何なんだろうと考えました。
それは飾らない自分でいようと言うことです。
ついつい背伸びをしてみたり、いい人ぶってみたり、自分は思っていないのに時流に合わせて絶対数の多い意見に賛同したり、根っこの私が本当には思っていないことを発言したり、行動したりするのは辞めようと思っています。
今頃になってそんなことを言っている私が少し恥ずかしくもなりますが、いい人ぶったり、いい子ぶったり、善人ぶったりするのではなく、自分が求めるより良い姿があるのならば、自分を向上させて、ぶらなくていいように自分を変えようと言うことです。
「私が求める、私らしさがあるならば、私が私を演ずるのではなく、そうあるために努力する必要がある」ということなのかもしれません。
私は何を思い、何がしたいのか、常に考え、自問自答し、書く文章も、繕うのではなく、私らしく書こうと思うのです。
嘘偽りなく表現することは、難しいことかもしれませんが、定年退職して様々なかせが取り除かれている今の自分だからこそ、そうしたいと思うのです。
私が私らしく、他の人とは違っていても、きちんと自分を出していく、これまでそうしていなかった私は、今頃になって私らしさに敏感になっています。
ですので、恥ずかしげもなく、この文章を書いています。まさに未熟者の未熟な言葉です。
もし自分が理想とする自分のらしさがあるのであれば、そのための自分磨きを惜しまないで、理想に近ずくことも私らしさの追求かも知れません。
私はこれから私らしく生きるために、未熟な私を磨きながら「らしさ」を追求していきます。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《あんたは噓が言えん性格じゃけん》
イラストの下書きを一生懸命消しゴムで消しているばあばとの会話です。
「私らしさを追及することはええことよ、嘘はいかんよ、本当のことを書いたらええと思う、あんたらしくやっとうみ」
「お母さんから見て、今までの私はどんなかな・・・」
「あんたは嘘はよう言わん性格じゃけんね、今まで通りにやったらええと思うけど」
「まあ、嘘はないけど、まだまだ自分を出してないかもしれん」
「やっとうみや」
母の言葉は本当に私の力になります。
【ばあばの俳句】
夏落葉掃きてゆるりと背を伸ばし
母は自分の決めたことやらないとは気が済まない性格なのでどんなに大変でも朝の庭周辺の掃除は欠かしません。91歳の体に鞭入れつつ作業をするので、途中ゆっくり背中を伸ばす時間が必要です。そんな姿を詠みました。
可愛そうだと思うと、母の気持ちが許さないのです。気丈さが分かる句になっています。
▽「ばあばの俳句」「毎日がバトル:山田家の女たち」と20時前後には「フリートークでこんばんは」も音声配信しています。お聞きいただければとても嬉しいです。
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私のアルバムの中の写真から
また明日お会いしましょう。💗