お花見シーズンnoteで思い出の巻き寿司
私は時々、巻き寿司が食べたくなります。中に入っている具は、三つ葉、厚焼き玉子、ゴボウ、かんぴょう、きゅうりなどてす。
食べきれないほどの具材がたっぷり巻かれた太巻き寿司もありますが私は、普通サイズの巻き寿司が好きです。
最近は、節分の恵方巻きも一般化してきて、海鮮たっぷりの豪華な恵方巻きを頬張る方も増えてきました。
年に一度の贅沢な巻き寿司を、この日に食べる方も多いかもしれませんね。
私が小さい頃の巻き寿司は、家族の特別な行事の時に登場していた、ご馳走でした。
たとえばお誕生日、お節句、お祭り、お正月、新築祝い、昇進祝い、就職祝い、そして、お花見です。
母に、小さい頃のお花見の思い出を聞いてみました。
母の家には何故か、子ども用のかわいい小さな5段重があって、取っ手がついたお重を持って出掛けるのか嬉しかったそうです。何故そのお重があったのかは残念ながら覚えていないそうですが、お父さんがお花見が近くなると用意してくれていたと懐かしそうに話していました。
私が子どもの頃の思い出も、やっぱりお重です。大きなお重に巻き寿司や、筑前煮、カマボコ、煮豆、手作り羊羮や、卵焼きなどをぎっしり詰めて持って出かけ、桜の下でそれを広げて、それぞれが好きなものを取り皿に取り分けて、食べていた思い出があります。
私は巻きずしと甘めの卵焼きをが大好きでした。
巻き寿司の海苔は食べる頃には柔らかくなっていて、なかなか噛み切れなかったので、まるまる一個を口の中をいっぱいにして、頬張って食べていました。
あの頃食べた巻き寿司の味は、何故か、今食べる巻き寿司とは違うような気がします。
家族と一つのお重から摘まむ、手作りの巻き寿司には、何とも言えない暖かさがあったような気がするのです。
広げたお重の中に、はらはらと桜の花びらが舞い落ちる、幼い頃のお花見のワンシーンが、今も目の奥に焼き付いています。
皆さんは、春の巻き寿司にどんな思い出がありますか・・・・。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《石手川公園にお父さんとよう行きよったねー》
お昼ご飯を食べた後のリビングでのばあばとの会話です。
「あんた、お花見の重箱のおかずには、つくしの玉子とじも入っとったし、ゆで卵で作ったウサギも入れとったよ、ごまや食紅を使って、卵に顔を描いたりしよったよ」
「最近はお弁当も買って花見にいくよねー、特に今年は花を見るだけの人も多いよねー」
「石手川公園にお父さんと行きよったねー、ビールもお酒もよう飲みよった、懐かしいわい」
母は、お花見の巻き寿司の話から、無くなった父の姿を思い出したようです。重箱を持って出かけた親子のお花見、本当に懐かしい想い出です。
【ばあばの俳句】
ひとひらの花を浮かべて花の宴
お花見シーズン真っ只中です。皆さんの地方のお花見の名所はどんな所がありますか。私たちは、道後公園や、石手川公園、松山城や、堀之内などで楽しみます。
母は、風に吹かれて、はらはらと、盃の中に入ってきた、桜の花びらを詠みました。何とも、情緒があれますね。
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