届いたのは懐かしい夏の味
皆さんは、食べると思い出が甦る食べ物ってありますか。我が家にとても懐かしく嬉しい食べ物が届きました。
ピンポーン♪「宅配です」
「冷凍です、門田さんから」
早速、届けられた四角い段ボールを開けてみると、新聞紙に丁寧にくるまれた包みが二つ、入っていました。
中身は、透明なビニールの中に入れられたアイスキャンディーでした。
プレミアミルク、甘酒、小豆、イチゴ、抹茶、イチゴミルク、包みには、ポストイットが貼られていて、中身の説明が書かれていました。
取りあえず、冷凍庫に入れた後、私はたまらなくなって、ミルクを一本食べることに。
ひんやりしたキャンディーを一口かじると、ミルクの味が濃厚です。濃厚なのに何故か後口はさっぱりしています。さくさくした独特の歯触りを楽しみながら、あっと言う間にペロリと一本食べてしまいました。
そのアイスキャンディーは、私がかつて取材させていただいたお店の大人気の商品です。
愛媛県東温市の門田商店。地元ではかど店と呼ばれているお店の季節限定商品です。
私が取材させていただいたのは、先代のご夫婦でした。その後、作り方のノウハウと接客を引き継いだお母さんとお嫁さんが、人気の味を守っています。
私が定年退職の時に50本のバラの花束を下さった方です。
あれから早くも1年、またまた、私の心の扉をやさしく叩く、贈り物をくださいました。
コロナ禍でも、お店のオープンを待ち望む常連さんの声に応えて、今年も営業を始められたそうです。
「うちのアイスキャンディーが売れ始めたのは、山田さんが取材してくれてから」と今もその思いを持ち続けて下さっている方がいらっしゃることが私は嬉しくて仕方ありません。
夏の嬉しい贈り物に、私は初めてかど店を取材した時の先代ご夫婦の言葉を思い出しました。
「私たち夫婦は、うちのアイスキャンディーよりも甘いよ」とにこやかな笑顔と共に話してくれました。
そんな仲良し夫婦は今は、空の上から、令和のお店を見守っています。
今日は、夏の嬉しい贈り物のお話しをさせていただきました。
【毎日がバトル:山田家の女たち】
《お店の人の人柄が人を呼ぶんよ》
リビングで結社に出す俳句を考えているばあばとの会話です。
「私もあのお店に一緒に行ったねー、やさしい人よ、横河原の駅から近いし私らでも行きやすいよねー」
「郊外電車に乗って、また行きたいねー」
「ソフトクリームも美味しいんよねー、アイスキャンディーの味もそうじゃけど、やっぱり、何言うても、お店の人柄で人が人をよぶんじゃね」
人生でどんな人と出会うのか、振り返ってみれば、私は本当に素敵な方たちと出会えていると思います。本当に幸せです。
【ばあばの俳句】
里人の厚き人情夏の旅
母は一人で郊外電車に乗って吟行をしました。リアリティーがある句が詠みたかったんだと思います。そして、駅員さんの親切な対応に感激したようです。
自分が乗った時間も時計で表しています。私は帰ってくるまでとても心配でしたが母は大満足で帰ってきました。
▽「ばあばの俳句」「毎日がバトル:山田家の女たち」と20時前後には「フリートークでこんばんは」も音声配信しています。お聞きいただければとても嬉しいです。
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私のアルバムの中の写真から
また明日お会いしましょう。💗
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