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いつの間にかデリケートな時期を通り過ぎていた。
私の友人たちは40代後半から60代にかけて様々な不調を訴えていました。「イライラする」「汗が出る」「かっと熱くなる」「不安に襲われる」そんな話を聞いても私はいつも他人事でした。
実際に私はその時期もこれまでもまったく不調を感じたことがありません。
感じている暇がないくらい仕事に没頭していたのかも知れません。
もしかしたら母の強い遺伝子を貰って難しいその時期をやり過ごせていたのかも知れません。
友人たちは薬を飲んだり、ストレッチに行ったり、ヨガをしたり、クリニックに通ったりと回復の努力をしていました。
彼女たちは何らかの形でその時期に自分なりの解決策を見つけて乗り越えていました。
かなり親しい友人は本当に悩んでいました。悲しくなって生きていることさえもうどうでもよくなったり、本当に自分じゃないくらいイライラして人を怒鳴ったり、自分でも「私はおかしくなったのか」と思っていたようです。
でも、彼女は周りに相談して、自分がいつもと違うのはその時期の女性特有のものだと分かり、自分でもそのことを理解すると、薬を調合してもらって飲み始め、家族にも自分の不調の理由を説明して、自分の状態が普段と違う事を分かってもらい、助けてもらって、状況が随分変わったようです。
100%主婦業をこなさなくても、作ったものを買ってきたり、出前を取ったり、掃除は適当に済ませたり、眠い時は欲求に任せて休んだり、辛く苦しい時を切り抜けようとしていました。
それまで自分のことを自分の中のプライオリティーの最後にしていたのを、自分優先に物事を進めるようになり、わがままと言われても自分ファーストにしたそうです。
完璧な主婦、家族ファースト100%ではなく、自分を大切に守ることで、彼女は変わっていきました。一年くらいかかったと思います。
こんな風に多くの人が経験するデリケートな時期を私は何故、意識することなくいつの間にか通り過ぎることが出来たのか、自分なりに分析してみると、きっと自分の好きな仕事を毎日続けていたからだと思います。
嫌な事をすることがほとんど無かったのです。仕事が好きだったから、それに夢中になっている間はイライラすることも無気力になる事もありませんでした。
経験のない私がこうして書くのは無責任かとも思いましたが、身近な人の変化を見ていて、その時期を上手に通り過ぎると、また素敵な日常に戻れるんだと言うことを伝えようと思ったのです。
何かおかしいと思う時は人に相談したり、誰かに頼ったり、とにかく身近な人に分かってもらい、共に対応策を考えるのが一番本人のためだと分かりました。
一人で出口なく心配し、スパイラルに落ち込んで考えるのが一番しんどいと思います。
一人で我慢する必要はないんです。
誰かに頼り、完璧を求めない、そして好きな事をする、わがままに生きる。
私はそれが大切なんだと思います。
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【毎日がバトル:山田家の女たち】
《自分を一番にするんがええ》
「私も本当にラッキーな事に女性のデリケートな不安な時期は無かったんよ、私は生きることに一生懸命で気が付かんかったんかも知れん」
「大変な人も居るけんねー」
「自分を一番にするんがええと思う、一人で頑張らんことよ、パートナーに助けてもろたら少しでも緩和するし、気楽になるんよが」
私も母もその大変な時期を夢中になるものでしのいでいたのかも知れません。自分が打ち込めるものや好きな事を見つけてそこに時間を費やすのもいいのかも知れません。気が付いたら通り過ぎていたと言うこともあるような気がします。
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穏やかに深く息する年始め
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イライラする時、心落ち着かない時、一番シンプルな解決法はゆっくり大きく深呼吸をする、そのことでずいぶんリラックス出来て心穏やかになる。そんな気持ちで詠んだ母の句です。
ベランダで当たり前の風景を眺めながら、深呼吸。心落ち着くものです。
私は緊張する仕事の時にいつも、深呼吸をすることでとても助けられました。
最後までお読みいただいてありがとうございました。たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。この記事が気に入っていただけたらスキを押していただけると励みになります。
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また明日お会いしましょう。💗