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苦渋の決断◇コロナ禍の里帰り
今日の明け方、妹からメールが入りました。
私はコメントを読んでホッとしました。
妹は家族と東京に住んでいます。
愛媛に住む母とは、コロナ禍で3年間会えていません。
今年こそは再会したいと、帰省計画を立て、どちらの家族もとても楽しみにしていました。
妹は92歳の母の負担にならないように再会したいと思っていました。
そのために交通機関やホテルの予約に奔走していました。
そして、いよいよ明日再会を果たせることになっていました。
ところが、神様のいたずらか、一緒に帰省する18歳の息子と妹の体調が思わしくなく、検査はまだしていませんが、発熱や咳がある為、万が一のことを考えて、夫婦で話し合って帰省を断念したのです。
送られてきたメールには書ききれない残念な思いが詰まっていました。
苦渋の決断です。
母に会いたい、帰りたい、募る思いが分かります。
母も私もまた、妹家族に会いたかったのです。
母に妹からのメールの内容を伝えると
「良かった、孫と娘の健康が一番じゃけん、とにかく養生せんと、ええ決断じゃ」と目を見開いて答えていました。
「お母さん、あの子はものすごく会いたかったけど、お母さんの健康を考えて断念したんよ、分かるよね」と伝えると
「そんなこと、分かっとらい、私はまだまだ元気じゃけん、また何時でも会える」しっかりとそう答えていました。
この時期に会うことを決断し、再び諦めようと決断した妹の心の内をおもんぱかると可哀そうです。
でも、今回の出来事が私たち家族の絆をより深くしたことは間違いありません。
近いうちに、互いに元気で再会したいと思います。
私たちのように、苦渋の決断をしたご家族もきっといらっしゃるでしょう。
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【毎日がバトル:山田家の女たち】
《私にもファイトが湧いてきたけん》
「決断が良かった、お互いの命が一番じゃけん、また会える時まで元気で頑張ろうと思います、私にもファイトが湧いてきたけん」
「お母さん、元気そうに見えるよ」
「心配せんでもええ、私はすぐに死んだりせんけんね」
母はそう言うと、いつも以上に朝ご飯をたっぷり食べていました。もっともっと長生きしたいと思ったようです。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
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