90歳で趣味を見つけたばあば◇人生の極意

2021年4月26日 08:22

私の母は90歳です。長年付き合っている娘の私でさえ、手に負えません。
何にでも一生懸命で、人に甘えない、出来る事ならば何でも自分でやりたい、負けず嫌いのど根性おばあちゃんです。

そんな母も90歳という年齢には勝てず、娘の私に頼ることが多くなりました。足腰が思うように動かせないことが大きなネックになっているようです。

杖をついて一生懸命に歩いています。長い間立っていると股関節や足の関節が疲れるようで、時折横になっています。

そんな90歳のおばあちゃんが、出会ったのが、イラストを描くという新しい趣味です。この出会いが母のこれまでの日常を変貌させました。

最近、母がよく言っている言葉があります。

「私はやりたいもんに出会えて良かった」
そうです、母はとてもラッキーな出会いをしました。

私は90歳で、とても素敵な趣味に出会った、ラッキーなばあばに人生を楽しむ極意を聞いてみました。

これからは、母の言葉を私がまとめてお伝えします。

【90歳のばあば人生を楽しむ極意】

年を重ねて、人生を楽に生きる方向にシフトして、刺激がない、つまらない日々を生きている人がいるならば、私は「人生は最後の最後まで楽しみましょう」と言いたいです。

そのためには、打ち込むものが必要です。私は、運良く俳句とイラストに出合いました。

俳句は昔からやっていた趣味です。イラストは、娘と始めたブログからのスタートです。

私は趣味を追及することで、ご褒美みたいに、楽しい時間が過ごせるようになりました。

夢中になるものがあるのは、幸せな事です。

昔はドラマを見て楽しんでいました。それはそれなりに良かったと思いますが、与えられる楽しさでした。今は、自分が俳句やイラストを生み出す楽しみを感じています。

世の中の動きにも敏感になるし、やりたいことに熱中なる、熱中になるものが出来たら力を入れるようになるので、それが、日々の生きがいにつながっていくんです。

私から、皆さんへのアドバイスがあるとしたら、何でも三日坊主ではいかんと言うことです。それと、思うものに出合ったたら、とことん続けてみることです。

続けることで、何かが生まれるんです。私はそれを実感しています。

いくつになっても遅いことはない。是非自分に合った趣味を探してみてください。

母の皆さんへのメッセージを娘の私がまとめてお伝えさせていただきました。

リビングで好物のケーキを食べた後のばあばとの会話です。

「お母さん、ええ趣味に巡りあえて本当によかったねー」

「そうなんよー、本当に幸せよ」

「お母さん、この趣味に出合わんかったらどうじゃったんじゃろか・・・・イラストのこと考えて、大満足が10としたら、今はどの辺り・・・」

「ほーじゃねー、今は6ぐらいじゃろか」

「へー、6なん、お母さんは10言うんかと思たよ」

「あんた、残りの4はこれからの可能性よ、まだまだ途中、これからも楽しいことが待っとると思うんよ」と笑って答えてくれました。

「残りの4はこれからの可能性」90歳で何と欲張りなばあばでしょう。母は、本当に素敵な趣味に出合ったようです。

母はとってもおしゃれさんです。なのでトレンドにもとても敏感です。
先日も、私に届いたブティックのカタログを見て、今年はワンピースが流行ると知り、早速イラストに描いていました。

私はコーディネイトを楽しむおしゃれ心を母から学んでいます。ステイホームでもイラストでトレンドを楽しむ親子を描く母のゆとり、私も見習いたいと思います。今年はワンピースに注目ですよ。

▽この記事の中の「ばあばの俳句」「毎日がバトル：山田家の女たち」は毎日、音声配信しています。２０時前後に発信している「フリートークでこんばんは」もお聞きいただければ嬉しいです。

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私のアルバムの中の写真から

また明日お会いしましょう。💗