聞香会「五味シリーズ(酸)シーズンⅢ」のメニューを決めました♪

「古五味名香」を実際に炷き出して五味の実態に迫ろうという企画のうち「酸」の会を、来たる29日に開催します。
月日が経つのは早いもので、もう三巡目になりますが、歴史的名香を手鏡香として聞香していただくという貴重な機会ということからリピーター様もおられるため、毎回、番外的な名香をメニューに加えて愉しんでいただくよう心掛けています。

今回は江戸安永年間には渡来していたと思われる古木の真那賀『浪花芦』に加えて、志野流香道先代御家元の極状がある伽羅『蝉時雨』も炷き出すことにしました。
銘の季節感からすれば相応しくは無いのですが、極状に認めれられている「味」が「酸 苦 辛」であり、珍しく酸から立ち始める伽羅として稀少なことが最大の理由です。

もう開催日が迫っていますが、一応、メニューを以下に貼り付けておきますので、ご参照下さいませ。

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聞香会~香木三昧のつどい~五味シリーズ シーズンⅢ ㈣
「さまざまな酸を聞き比べる」メニュー(予定)

一.京極(古五味名香)(真南蛮)

二.赤栴檀(古五味名香)(赤栴檀)

三.仮銘 春宵(佐曾羅)(インドネシア産沈香)
   
四.仮銘 あをば(佐曾羅)(インドネシア産沈香) 

五.仮銘 うすき衣(寸門陀羅)(インドネシア産沈香)

六.仮銘 空の通ひ路(寸門陀羅)(インドネシア産沈香)

七.浪花芦(真那賀)(江戸時代の古木・タイ産沈香と思われる)

八.蝉時雨(伽羅)(志野流香道十九世御家元蜂谷幽求斎宗由宗匠付銘)
     (位 中々)(味 酸 苦 辛) 

(注)古五味名香及び御家元銘付香木は分木の対象外となり、聞香会セット
には入っておりません(浪花芦は、古木ですが、入れております)。
ご諒承のほどお願い申し上げます。

日時 令和七年一月二十九日
   午後二時~四時
場所 麻布香雅堂 守拙庵
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