山田レシピ 「ボンカレー」のつくりかた
「ボンカレー」のつくりかた
世界初のレトルトカレーとして登場し、もはや国民食と言っても過言ではない「ボンカレー」。ビーフカレーにビーフ、野菜カレーに野菜が入っているように、「ボンカレー」には、もちろん“ボン”が入っています。“ボン”を使った本格的な「ボンカレー」のつくりかたをご紹介しましょう。
[材料]
・肉
・野菜(じゃがいも、人参、玉ねぎ)
・ボン
[下準備]
パスポートと休日をとり、体力と精神力を養っておきます。
[つくりかた]
①まずは“ボン”を採るところから。“ボン”は、ジャワ島の隣の、地図にものっていない小さな島“ボン島”に生えている、ヤシの木によく似た植物です。飛行機と船を乗り継ぎ、ボンの港に向かいましょう。
②港には、ボンの木までのルートを案内する「ボン・ド・ガール」が待機していますので、案内を頼みます。言葉は通じずとも、「ボン」と告げれば大丈夫です。森や荒れ地を歩きますので、置いていかれないようにしましょう。
③ボンの木1本につき、4~5個のボンの実が成っています。赤い実が辛口、オレンジ色が中辛、黄色が甘口です。お好みの辛さを指示すると、木にするすると登って採ってくれます。
④ボーリングの玉のような真ん丸の実を、風呂敷に包み、帰宅します。
⑤大きめの寸胴鍋に“ボン”をそのまま入れます。ひたひたにかぶるくらいに水を注ぎ、火にかけます。煮立ったら弱火にして、アクをとりながら、三日三晩、不眠不休で煮込みつづけます。
⑥最後に肉と野菜を入れ、火が通ったら完成です。
[しあげ]
一食分ずつパウチして、赤いボン、オレンジのボン、黄色のボンが描かれた薄型の箱に入れて完成です。着物を着たお母さんの写真を撮り、箱にはりつけると、より本格的です。
[メモ]
何か物足りないな、と感じたら、市販のカレールウをひとかけら入れましょう。ぐっとカレーらしくなるでしょう。
おわり。
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