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【表現辞典】霊石典[きざむ(刻む)]
霊石典
今回は[きざむ(刻む)]です。
[刻む]には、分割と刻印というふたつの意味があります。それらの意味が複合して、より豊かな表現になる例を紹介します。
【未購入の方へ】
霊石典とは、言葉の持つ力を掘り起こし、文章表現に活かすための辞典です。マガジンを有料販売していますので、一度購入すれば全記事が読めます。みなさまの文章に言葉の力を活かしていただくため、順次、記事を追加してまいります。見本記事(唱える)もありますので、試しにお読みのうえ、ぜひご購入ください。
きざむ(刻む)
用例
○ネギを刻む
○時を刻む
○聖刻文字(ヒエログリフ)
○山本周五郎『年の瀬の音』(青空文庫)
十二月になると一日一日に時を刻む音が聞えるようである。ほかの月にはこんなことはないし、そんな感じのすることがあっても、十二月のそれほど脅迫感はない。いまこの原稿を書いていながら、私は現実にその時を刻む音を聞きその音の速度の早さと威かく(嚇)とに身のちぢむのを覚えているのである。
過去にたくさんの記事を書いています。マガジンに分類しているので、そちらからご覧ください。