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あなたは十年後何をしていたいですか

 自分が十年後に何をしているか、最近考えていなかった。
 たまたまお題が出たので、考える機会になった。
 そろそろ残りの人生を気にする歳なので、考えなかったとも言える。
 「残りの人生」という言葉に、あまり考えたくないニュアンスがある。
 残りは少ないと思っているからである。
 考えてみると、十年くらいすぐに経ってしまうかもしれない。
 仕事はまだ定年にならないが、早期退職を狙っているので期待を込めて成功した自分をイメージしたい。
 創作をライフワークにしたのは今から30年以上も前になる。
 当時の熱を、小説にしたことによって心に火がついた。
 長い間くすぶっていたものが、燃え上がると世界に色がついた。
 そして十年後。
 自分が作ったストーリーが世間に認められ、さらなるネタ探しと趣味でヨーロッパ旅行をする。
 数か月滞在して、夢心地のひとときを過ごすのだ。
 外国語で執筆し、表現の可能性をもっと広げていく。
 行ってみたい場所がたくさんある。
 きっと実現すると思って、今日も筆を執る。


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越庭 風姿 【 人は悩む。人は得る。創作で。】
「利益」をもたらすコンテンツは、すぐに廃れます。 不況、インフレ、円安などの経済不安から、短期的な利益を求める風潮があっても、真実は変わりません。 人の心を動かすのは「物語」以外にありません。 心を打つ物語を発信する。 時代が求めるのは、イノベーティブなブレークスルーです。