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「変態」の定義
この『note』に作成したマガジン欄の一つ
──「モテマニュアル」のリード文で、ぼくは
「知性と統計を背景にした下世話な話題を学者のように語ることは、ゴメスの得意とする分野であります」
…と書きました。だから、今日はその宣言に遜色なく相応しい、かなり「下世話な話題」を「知性を背景」にして「学者のよう」に語ってみたいと思います。
さて!
「カレー味のウンチか
ウンチ味のカレーか…
どっちを選ぶ?」
…なる問いかけは、もはや「スタンダード」とも呼んで差し支えないほどに、方々で使いまわされてきた「究極の選択」の一つだと言えましょう。
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そして、やや昔の話になるんですけど──とある
フリーランスの人気女子アナが、とあるバラエティ番組で、こんな質問をされたときに
「カレー味のウンチ」
…と答えるような
「ちょっと変態」
…な男性がタイプ…みたいなコメントを
なされておりました。
ただし、ここで「カレー味のウンチ」をチョイスするのが、はたして本当に「ちょっと変態」なのかは、
いささか疑問が残るところでもあります。
ちなみに「変態」の正式な意味を『goo辞書』で
調べてみたら、
(1) 形や状態を変えること。また、その形や状態。
(2) 普通の状態と違うこと。
異常な、または病的な状態
(3) 《「変態性欲」の略》性的倒錯があって、
性行動が普通とは変わっている状態。また、そのような傾向をもつ人
…とありました。
もちろん、一般的な会話でよく使用される「変態」は、たとえば「おたまじゃくしがカエルになる」みたいな(1)ではなく、(2)もしくは(3)の解釈を
もって相手…あるいは自身を評する言葉であることは申すまでもありません。
つまり、「変態」のレッテルを貼られた(自他を問わない)人物は大なり小なり「異常」「病的」
「普通とは変わっている」要素を有していなければならないわけです。
こうしたなか(どうしたなか?)ぼくが強く主張したいのは、「カレー味のウンチorウンチ味のカレー」の二択で「カレー味のウンチ」を選ぶのって、
「至極普通」
…なのでは? 「変態」とは程遠いんじゃないのか…ってことなんです。だって…重度なソッチ系の性的嗜好者でもないかぎり、誰も
「ウンチ味のカレー」
…なんて、普通は選ばないでしょ(笑)!?
ですけど、この「究極の選択」には、じつを明かすと、もう一つの回答があったりするんですよ。
そう! たいがいの人たちは、おそらく
「どっちもイヤだぁ〜」
…と答えるはず! したがって、控えめに表現しても「お下劣」でしかない悪趣味な問いかけに対し、
一片(いっぺん)の淀みもなく
「第三の回答を放棄」
…できること自体が、前出の某人気フリー女子アナがおっしゃるところの「ちょっと」だけ「変態」
…なのかもしれません。
ただ、ぼく個人としては…「変態」だとか「ドS」
だとか「ドM」だとか…のいわゆる
「マニア認定ワード」
…を、安易に飲みの席などで乱発するヒトのことを
あまり信用できません。
口にするなら、それなりの覚悟をもってしなければ、
「モノホンのマニアな皆さまに失礼!」
…ということです。