📕神々の山嶺
夢枕獏、著
神々の山嶺
カメラマンの深町誠は、カトマンズで古いカメラを見つける。
そのカメラは、ジョージ・マロリーがエベレスト登山に挑んだときの重要なものだった。
カメラを追ううち、伝説の登山家・羽生丈二と出会う。羽生はエベレスト南西壁の冬季無酸素単独登頂を目指していた。
深町はマロリーのカメラを得るため、羽生丈二に魅せられたため、そして、自ら再び山に登るため、彼の挑戦に同行することになるのだった…
羽生を山へ掻き立てる衝動はなんなのか?なぜ人は山へ登るのか?
人が何かを求める理由、そのヒントがこの1冊には詰まっているかもしれない。
登山する装備を軽くするのに、フォークの爪を2本まで削る場面があるのだが、極みやなと感動したものだ。
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