📕レプリカたちの夜
一條次郎、著
レプリカたちの夜
動物レプリカ工場に勤める往本は、夜中に絶滅したはずのシロクマを目撃する。おうもと、と読む。
そのことを報告すると、
工場長から「シロクマを殺せ」と命じられた。
同じ職場で働く、粒山、うみみずも事件に巻き込まれ、混沌の世界を目の当たりにしていく…
一見、なにか繋がりがありそうに散りばめられたストーリー…
やはり、なにも繋がりのないストーリー…
いったい何を読んでいるのか、時々、わからなくなる。
しかし、
目に浮かぶようなユーモアある悪夢の世界は、意味をつかめなくても、とりあえず、おもしろい。