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第14回図解お茶会開催レポート(zoom開催)

11/3(水・祝)に、図解が好きな人同士で図解について語り合う「図解お茶会」の第14回をzoomで開催しました。

今回のお茶会にはホリ@ パワポ師 / 「 資料術 」さん、ためさん、Chie Oikawa =調理師 / バリスタ / コーチ=さんの3名が参加してくださり、満席での開催となりました。ありがとうございます!


参加してくだった方

ホリ@ パワポ師 / 「 資料術 」さん

想いに価値を付ける「資料術」を発信中の「パワポ(パワーポイント)師」の方。資料作成だけでなくアイデア出し/思考整理/動画作成もパワポでやる生粋のパワポ好きで、Twitterなどで全ての働く人に「楽しむ」きっかけとなるパワポについて情報を発信されています。

「パワポ師」として有名なホリさんですが図解も投稿されており、また下のツイートを拝見して「図解の描き方が私と似ているな」と感じたためご参加いただきました。


実際にお話しすると、パワポに詳しいだけでなく、仕事の打ち合わせなどで「その場で描く」図解をかなり活用されているのが印象的で刺激になりました。


ためさん

日本図解協会の図・会議法の講師をされている方で、図解は職場での苦情やトラブル対応・再発予防等に使われているとのこと。

「図解を見ても話し合う場がなかなか無く、こちらのお茶会ではいろいろなお話を聞いたりできるので参加させていただいてます」とのことで前回、前々回に続いてご参加いただきました。もうすっかり常連さんですね。いつもご参加ありがとうございます!


「スマホの電池がピンチで、電車の中でずっと図解描いてました」と見せてくれた、図解がぎっしり詰まったノートが印象的でした。


Chie Oikawa =調理師 / バリスタ / コーチ=さん

バリスタ × 調理師でスイッチしながら店舗を持たずに活動中で、料理代行HELP MEALSを主宰されている方。コーチングもされており、共通のテーマは【選択肢を増やす/ 可能性を広げる】とのこと。

前回のお茶会後に主催したコーヒーのワークショップでさっそく図解を活用されており、「とにかく描くことを継続したいので、みなさんのお話を聞いて刺激と気づきを得たいです」とのことで前回に続いてご参加いただきました。ありがとうございます!

ワークショップで描かれた図解について、キラキラした笑顔で語られていたのが印象的でした。


お茶会で出た話題(順不同)

・図解にしたほうが伝わるものと、言葉のみでも伝わるものの見分け方
・図解(アイデア)のネタをどのように管理しているか?
・どんなツールを使って図解をしているか?
・図解を描く時の工夫(パワーポイントの操作の自動化や効率化等、主にツール面)
・皆さんの得意な図解、好きな図解の自慢話
・図解の表現面でブレずにこだわり続けている理由
・図解と文章の順番について(文章→図解か、図解→文章か)
・図解の保管と検索性の大切さ
・図解の仕事での活用
・家族とのコミュニケーションと図解  など


参加してくれた方の感想(一部抜粋)

ホリ@ パワポ師 / 「 資料術 」さん

他の方が作られる図解の裏側を初めて聞かせてもらえた貴重な会でした。私の中ではパワポが標準なので、他のソフトでの作成やメモアプリの違いなども大変興味深かったです。

何より、自分以外でPPTVBAを使用されている方を初めて見たときは嬉しかったです。

0歳児を抱きながらの参加でも暖かく迎えてもらえて良かったです。
初めて声掛けしてもらってから約1年越しぐらいでやっと参加できて楽しかったです。

※VBA:「Visual Basic for Applications」の略。MicrosoftがMS Officeの拡張機能として提供しているプログラミング言語。PPTはパワーポイントのこと


ためさん

パワポ師ホリさんと図解描き山田さんとの会話から作業にかかる時間を削減することにより図解することに集中できる時間を確保する。効率よくすることで作った時間を図解に集中するために使う。
だからツールに拘りVBAやCランチ、タスクバーを使いこなす工夫をする。

自分の頭がついていかないのを自覚しながらも楽しく興味深く聞かせていただきました。

バリスタchieさんの図解のナマ話でやっぱ思いがこもった図解はちゃうな〜と感激。

たまたまパワポ派男子とミロ派女子に別れたのも面白かったです。途中参加にも関わらず楽しく過ごさせていただきました。

サプライズゲスト二度寝睡眠のホリさんJr.癒しをありがとうございました!

※ミロ(Miro):zoomなどでもよく使われる、オンラインのホワイトボードアプリ。ふせんや図形描画の機能があり図解も描くことができる


Chie Oikawa =調理師 / バリスタ / コーチ=さん

気づき

◎ホリさんや山田さんのお話から、お二人が図解を描くことで得ている効果は、私は文章を書いて得ているかもな〜って思いました。

頭の中でも基本文章で考えているし、図が浮かぶことはないけど、落ちてる言葉がつながって伝えたかったことが2、3文ですっきり完結したときに自分でも「わかった」と感じます。
山田さんもホリさんも考える言語が図解、という印象を受けました。

◎ためさんが生活の中で共通の言語をもたない業者さんに図解で話しかけるのが面白くて、動物や外国人と接するときを思い出しました。(何を見ているかを揃えると言語がなくてもわりと伝わる感じを思い出した)

全体を通して

今回は特にマニアックなものも含んだ多彩なトピックで、いい感じにわけのわからなさを体験できました。

初心者には手の届きそうなアクションと、理解の及ばない部分の両方があることがモチベーションにつながるのでここはポジティブに嬉しいです☺︎

知りたかったことついてもわかりやすくお答えいただき、手を動かすことを続けられそうです。

ありがとうございました☺︎


私自身は、仕事での「その場で描く」図解の活用と「得意・好きな図解の話」が特に印象に残りました。


お茶会を終えて

今回はパワーポイントに詳しいホリさんにご参加いただいたのもあり、ツール面での工夫などもいつもより深掘りした会になりました。

感想にもあるようにMiroを使っているお二人もパワポだけの話ではなく抽象化して「自分の図解の描き方やツールに活かすには?」という視点でご参加くださり、みなが楽しめたと感じています。

これからも話題の深掘りのさじ加減に気を配りつつ、楽しい会にしていきたいと思います。

最後になりましたが、開催にあたりシェアやコメント、いいねで応援いただいた方、本当にありがとうございました。

そしてご参加いただいたホリ@ パワポ師 / 「 資料術 」さん、ためさん、Chie Oikawa =調理師 / バリスタ / コーチ=さん楽しい時間をありがとうございました!

次回は12/4(土)にzoomで開催する予定です。週明けにnoteやTwitter等で告知予定ですので、このレポートを読んで興味の持った方はぜひご参加ください!



おまけ(話題メモ)

事前に募集した話題に対しての私のメモです。

メモは事前の思考整理用なので、当日実際に話した内容とは一部異なる場合があります


図解にしたほうが伝わるものと、言葉のみでも伝わるものの見分け方

伝えるための図解という意味なら、基本的には図解の方がわかりやすい。特に違いが出るのは

「要素が多い」「関係が複雑」「要素が変化する」

など(当てはまる項目が多いほど図解に適する)。

ただしこれらに当てはまる場合は一度に見せると情報過多になりやすいので「全体像の要約版を見せる」→「各パートの詳細を見せる」→「最後にまとめとしてすべての情報をまとめたものを見せる」などの一度に受け取る情報量をコントロールする工夫も必要。

また、口頭で説明した時に相手が「?」となった内容は図解にするのがよい。

ただし図解の型になじみにくい内容もあるので、なじまないと感じたら方向転換もOK。

note内の3枚目の画像が関連する内容です

例外として、感情に訴える言葉の場合は図解にしないほうが相手に響く場合もある(この場合は言葉だけか、つけるならイラスト的な図解を)


図解(アイデア)のネタをどのように管理しているか?

アイデアを思いついたら「キーワードと図解のパターンのみfasteverでEvernoteに送信」→ホワイトボードノートで下書きし、下書きも同じEvernoteのノートに保存→パワポで清書して図解」という流れ。

メモ→下書きは翌日〜3日以内を目安に。まず汚くても形にする。

※fastever:iphoneのEvernoteアプリ。データの送信しかできないが、名前通りEvernote本家より起動と動作が早い


どんなツールを使って図解をしているか?
図解を描く時の工夫(主にツール面)

ホワイトボードノートに手描きで下書き→写真に撮って保存→スマホやタブレットで見ながらパワポで清書。

下書きがホワイトボードマーカーで写真でも見やすくなり、また下書きの保存に使う紙が減ってエコ度&検索性アップ。日常の一コマを図解にした時はそのまま図解として投稿することで図解投稿のハードルを下げた

パワポはパターンの書式化、グリッド線、マクロ(使用中のスライドへジャンプ、選択中のスライドをスライドタイトル+日付でPNGファイル保存、選択した文字の色+ウェイト変更)などで操作部分を効率化し、本質である図解そのものをより楽しめるように工夫している


皆さんの得意な図解、好きな図解の自慢話

図解と向き合う。図解を描く時に大事にしている「内容と向き合う」ことと、得意な図解である具体と抽象表現の両方が詰まっているお気に入りの図解。



●関連note


・図解の説明→図解パターンの説明と使用例
・この記事を描いた人→詳細プロフィール
・今までに描いた全図解→毎日図解マガジン

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