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錦秋の京都旅「早蕨の古跡と宇治上神社」
2025年一発目の旅記事投稿になります。
今年の抱負は京都検定一級チャレンジです。合格したいとは申しません。謙虚に努力して一歩ずつ前進していく所存です。それでは旅の続きにいきますね。前回は宇治川右岸のディープな寺社仏閣巡りをしました。今回は世界遺産でお参りを致します。
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昔使われていた社号標でしょうか。
式内と書かれているので村社だった宇治上神社ではなく宇治神社のモノでしょうね。社名の上に書かれている「官幣大社」「式内」「村社」などは神社の格を示します。明治時代に作られた近代社格制度で定められました。第二次世界大戦後に廃止されたので現在は意味をなしません。
皆様は八坂神社西楼門の社号標をご覧になったことがありますか?
八坂神社の上に神紋が描かれています。かつては「官幣大社」と記されていたはずです。削ってうまい具合に神紋に置き換えたのでしょう。
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こちらは『早蕨』の石碑になります。
源氏物語宇治十帖古跡のひとつです。宇治十帖になぞらえて宇治市内に十基の古跡が建てられました。源氏物語ファン垂涎の観光コースになっています。他の古跡も巡ったのでその都度紹介していきますね。
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うわー
赤と緑のコントラストめっちゃ綺麗やん!!
世界遺産の宇治上神社に到着しました。
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古代文字風?
個性的でインパクトある社号標です。いい雰囲気を醸し出していますよね。
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『中右記』1133年の日記に「槇島と宇治の人々が宇治上神社に奉仕」と書かれています。千年近くも前から地元の人たちに愛されていた神社だったんですね。この社号標は2009年に建立・奉納されました。
(参照:宇治市公式サイトより)
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外国人観光客が絶対に立ち寄るであろう世界遺産のひとつなのに御覧ください、この人のなさを!
平日ではありますが朝七時台に行くと秋の景色を独り占めできます。
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拝殿前の門前に到着しました。ここから先はぜひ実際に足を運んでみてください。
七年前はなんの知識もないまま参拝をしました。神道や建築様式のことをたくさん学んで再度足を運び、拝殿や国宝の本殿を拝見して心が打ち震えました。
知識は調味料だ
私が今考えついた言葉なんですけどね。平等院鳳凰堂が浄土世界を表わした仏教世界とするならば、宇治上神社は平安時代の神道世界って感じですね。兎にも角にも百聞は一見に如かず。宇治観光の際には必ず訪れるべきです。
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インスタグラムに投稿した画像がすべてインターネットの闇に消えた七年前の思い出。今回無事リベンジすることができました。人のいない風景を存分に撮影することができて大満足です。次回は宇治上神社と対をなすあの場所へ向かいます。
それではまたね。
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