京都観光「蚕ノ社」京都市右京区
正式名称は
木嶋坐天照御魂神社
京都検定のついで参り
2022年12月、私が受験した第21回京都検定の試験会場は京都先端科学大学。
せっかく京都へ来たのだし観光もしようということで有名スポットの一つ「蚕ノ社」へ行って参りました。
京都太秦キャンパス
夏の3級京都検定では暑すぎて試験終了後に即帰宅。市バスの中で祇園祭の雰囲気を感じることしかできませんでした。
「ついで参り」はダメという謎マナーがあるそうですが江戸時代のお伊勢参りではみんな「ついでに」色んな観光地を巡っていたんですよ。ブラタモリで言ってました。
合流地点
普通の人は試験前に合格祈願を致します。
逆張り人間の私は試験終了後に行くことにしました。神様任せにする検定ではないし落ち着いて参拝したかったのです。
「木嶋坐天照御魂神社」
「蠺神社」
それにしてもいやはや。
テキストや教科書に載っていてテレビで何度も取り上げられている超有名スポットの蚕ノ社を実際この目で見ることができるなんて境内に入る前からドキドキです。
三柱鳥居の景教説
三柱鳥居
一説によると、景教（キリスト教の一派ネストル教。約一三〇〇年前に日本に伝わる。）の遺物ではないかと伝われている。
鬼伝説の正体は西洋人だったのかなって解説を見た時にふと思いました。1549年フランシスコ・ザビエル布教以前にも西洋人が大陸を渡って日本にやってきたのかなって。
そもそもの景教の中国移入は635年、正式認可は638年であり、秦氏の渡来時期からかなり下るため否定されている。
気になったので詳しく調べてみました。
どうやら景教説は信憑性に乏しい説みたいですね。
創建年は不詳
とても古い神社ということでドドンと拝殿が参道の中央に鎮座しています。本殿へ向かうには迂回する必要があります。平安末期に拝殿の中央を通り抜ける「割拝殿」が現れますがわざわざ遠回りしたくないという思いが当時の人にあったのでしょう。
今も昔もめんどくさがり屋っているんですね。
拝所です。
奥に本殿があります。学問の神、祓いの神ということで京都検定合格祈願をしました。2023年度も2級試験合格を目指します。
元糺の池と三柱鳥居
「拝殿」
拝所で参拝したあと西側にある元糺の池へ向かいました。
昔は水が湧いていたそうですが現在は枯れてこのような状態になっています。念願の三柱鳥居とご対面。
え？ちょっと待って？
今まで体験したことのない不思議な感覚に陥りました。
ピカソの絵を初めて見た時のような異質感。鳥居は神様や人が通るモノだと認識していたのにその常識が覆されて脳がパニックになったのかもしれません。池に浮かんでいればぶまた違った印象になっていたと思います。なんにせよ拝見することができて大満足。
京都三珍鳥居の一つ、三柱鳥居でした。
末社も見逃せない
三柱鳥居ばかりが注目されている蚕ノ社。
末社も見どころがありますので素通りせず是非立ち寄ってみて下さい。
「白清稲荷」
末社で一番注目すべきはやはりこちらでしょう。
白清神社という稲荷社です。なんと石垣に囲まれている半地下の石室内に神社があるのです。京都市右京区太秦松本町にある天塚古墳から移築されたものなんだそうです。
石室の神社初めて見ました。
他にもいくつか末社があったのですが怖くて早々に立ち去ることにしました。
末社ってどの神社でも基本隅のほうにあるんですよね。鬱蒼とした自然の中にありがちなので虫が一番の大敵です。
お狐様が住みやすいということであえて森のほうへ置かれているのでしょうかね。
交通の便も良し
境内を出てすぐ近くのところに「セブン-イレブン京都太秦蚕ノ社店」があります。お茶屋的な休憩スポットとして利用することができます。
すごく便利です。
地下鉄・太秦天神川駅から徒歩５分の距離にあるのでアクセスは最高です。
バス停留所
一ノ鳥居のすぐ傍にバス停留所もあります。
今回は京都検定のついでということで蚕ノ社へお参りしたのですがとても大きなパワーを頂いた気がしました。京都検定の試験会場ってツイッターでチェックしてみたのですがいろいろあるのですね。次も名所の近くがいいな。
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あとがき
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