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【hint.558】「必要な頑張り」と向き合える時間

昨晩は、月一活動シリーズのひとつ、「原書で学ぶアドラー(原アド)」の活動日でした。

こちらの本を、少人数の仲間と読み進めているところ。

そして、同じ内容の日本語で書かれた本がこちら。


以前の僕のnoteから、この二冊についての情報を整理した部分を取り出してきてみると、

この本は、アドラー心理学(個人心理学)の創始者であるアルフレッド・アドラーの講演内容を、協力者がドイツ語で文字に起こして「Menschenkenntnis」というタイトルの本にしたものが原典となっているようです。

そして、この「Menschenkenntnis」というタイトルのドイツ語の本を、英訳した本が「Understanding Human Nature」で、和訳した本が「人間知の心理学」となっている。

つまり、上に挙げた二冊は、同じドイツ語の本を元に、それぞれ英語、日本語に翻訳された本ということになります。

昨晩は「第二章 精神生活の社会的性質」について読み進めていきました。

今回も例のごとく、僕の手元にある誤字脱字の多いKindle版を元に作成したテキストを、ペーパーバッグ版を使っている仲間に修正してもらいながら進めていきました。

さて肝心の内容についてですが、今回の第二章は、ひとことで言うならば、「その人がどんなことを考えているのか、どうしてそんなことを考えるようになったのか、などについて理解するためには、その人の周りで起こっていることを理解しなければならないよ」といったことを、なかなか難解な文章で伝えてくれたのかな、と。

第二章はさらにいくつかの節(と言えばいいのかな)に分けられていて、それぞれのタイトルは、「絶対の真理」「共生への強制」「安全と適応」「共同体感覚」となっています。

・・・なかなかいい感じのタイトルでしょ?笑 もうね、専門書ですよこの難解さは。

正直、これまでに数年間にわたって「アドラー心理学」を学んでいるメンバーでさえも、今回の内容の「カタさ」には面食らっていて、「自分ひとりだけでは読み進めてないね」と口を揃えています。笑


で、「その人の周りで起こっていること」について深掘りしていくと、ここでは、「弱い種である人類」という点にまでその話題がおよびます。

人類は、他の動物に比べると弱い。その弱い人類がどうやってこの自然界で生き延びていくのか?

人類は常に、「不足している」とか「安全でない」という意識を持っていて、その意識により、だんだんと「不利ではない状況」をつくりだすこととなった。

人類は、他の動物のように、身体的な特徴を強化してこの「不足感」や「危険」を感じる状況に向き合うのではなく、「精神器官」を発達させることによって対処をしたのだ。

また、一人で過ごすのではなく、集団で過ごすことによって、この状況に対処した。「言葉」はそのために生まれ、それによって「精神器官」もより発達していくことになる。

人類の存続を確かなものにするためには、集団で過ごしていく必要があるが、「精神器官」を発達させていき、個人的な要求にのみ応じて生きていくのではなく、集団や、より大きな共同体の要求に応じて生きていくことができるようにすることが重要なのである。


ざっくりと、このようなことが書かれていたのではないかなぁと思います。

かなり噛み砕いて書いてみましたが、それでもまだちょっと日常の言葉づかいからは離れてますね。ですが、なんとな〜く言いたいことは理解してもらえるんじゃないかな?

次回は「第三章 子どもと社会」なので、今回よりはきっと内容的にやさしいはず!笑

まずは昨晩、かなり大変な文章に向き合えた自分自身、そして仲間のチカラに感謝しつつ、次回もまた頑張りたいと思います。


今日のあなたにも、「本当に大切にしたいものを大切にするために必要な頑張り」と向き合える時間がたくさんありますように。


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