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【hint.577】「日本個人心理学会」の第1回研修会

ここ半年ほど、ときおり頭の片隅にあらわれてはいたんだけれど、その場しのぎの対応がけっこうウマくできてしまい、根本的な解決に取り組んでいなかった、パソコンデータの整理にとうとうこの午前は取り組むことができた。

おかげで、こうやってnoteに落ち着いて向き合うまでに時間がかかってしまったけれど、なんだか「年末の大掃除が終わった後」みたいにスッキリと気持ちがよくて良い。

さぁここからまた半日、頑張りますよ〜。

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さて、昨日の午後は、「日本個人心理学会」の第1回研修会へ参加するため、水道橋まで行ってきました。

アドラーは自らの心理学を個人心理学 individual psychology と命名しました。


どのようなテーマの講演・講師の先生方だったのかの詳細は、上の写真で確認いただくとして、今回、「コンサルテーション」という視点からの「個人心理学(アドラー心理学)」というものが、どのような語りをされているのか?ということに興味があり、楽しみに参加しました。


「コンサルテーション」「カウンセリング」「スーパービジョン」のそれぞれの違いや、「コンサルテーションの介入プロセス」などについて、引用・参考文献をしっかりと提示していただきながらのお話は、非常に勉強になったし、いただいた資料は今後も活用させてもらう機会もありそうだなと感じました。


・共同体感覚の育成
・協働的
・教育的
・折衷的
・成長促進的
・勇気づけ的
・予防的

また、このようなキーワードを交えつつ「アドラー心理学の実践的特徴」としてまとめていただいている部分もあったりして、あらためて基本を振り返ることのできるいい時間になりました。

後半では、「コンサルテーションのロールプレイ実習」もあり、参考事例をもとに体感で学んでいきました。

個人的には、普段、訪問リハビリの場面で、「利用者・看護師・セラピスト(僕)」とか、「利用者・家族・セラピスト(僕)」などの三者関係において、日常的に行なっている「状況共有」や「見立てと目標の擦り合わせ」などと、構造的にもとてもよく似ているなとかんじましたね。

これまで、「コンサルテーション」という枠組みからの個人心理学(アドラー心理学)については、僕自身、あまり整理できていませんでしたが、今回の研修会でよく理解できたように思います。

来年の3月には、学術大会にも参加しようと思っているのでまた楽しみです。

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