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【hint.99】あなたは、どんな「あれ」をお持ちでしょうか?
おはようございます。東京・吉祥寺を拠点として活動している、山田 鷹(やまだ たか)です。
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その瞬間に何をみるか?
その瞬間に何を感じるか?
ん〜、かなりまだ抽象的だな。
その瞬間、「あ、これってあれに使えそうだな」と、どんな「あれ」を思い浮かべるか?
普段から、その人がどんなことを考え、どんな行動をすでに知っていているのかということや、または、どんな表現方法にどんな得意なところ・不得意なところがあるのか、そういうことをその瞬間までにどれだけ自分の感覚として確かに持っているのかということなどが、その瞬間の「あれ」に繋がる。
「あれ」が、どれになるのかに繋がる。
昨日、録画していたテレビ番組を妻がみていたので、僕もなにげなく一緒に見始めたその番組の中で、ある映画監督の人が、こんなようなことを言っていた。
「いつも映画のことを考えてしまうからね。自分にとって、生活の中で映画のことを考えないことは難しいんだ」
「『あ、これは映画で使えそうだな』って、何かあると考えてしまう」
この映画監督にとっての「あれ」は、映画なのだ。
じゃあ、自分はどんな「あれ」を持っているのか。
間違いなく言えることは、こうやって毎朝書いている「note」。これが「あれ」になることは毎日目の前に現れている。
他に、大きなものとしては、少し表現がしっくりこない感じもするが、「対人関係」とか「人との関わり方」が、個人的には「あれ」に挙がってくることが多いように思う。
というか、この「対人関係」とか「人との関わり方」については、「あ、これって『対人関係(あれ)』に使えそうだな」という順番よりは、
僕の場合は、もはや物事への関わりはじめの段階から、「対人関係」「人との関わり方」という視点を大切にした状態になっていることがほとんどで、「あ、これって『対人関係(あれ)に使えそうだな』というふわっとした感じよりは、「あ、これは『対人関係(あれ)』に使えるな」としっかりと狙いを定めているような感じといったほうがいいのかもしれない。
あと、他に大きな特徴を挙げるとすると、こうやって言葉を使ってバシバシ表現しておいてなんではあるが、個人的には、言葉を使うよりも、それ以外のものを「あれ」として採用し、使うほうがたぶん得意なんだろうな〜という感覚もとてもある。
これはなんだろう、小学校に入った時から野球(ソフトボール)を始め、そこからわりとスポーツを得意としてきたことも大いに関係している気がしているし、
もともと素養があって得意なのか、早くから取り組んでいたから得意になったのか、どちらが先なのかはわからないけれども、
たとえば、その場のなんとなくの人間関係だったり、自分や誰かの身体の使い方のうまくいっていないところだったりが、言葉を介してというよりも、それ以外の全体を捉えることによって、感覚的に把握できるような感じがけっこうあるから、
「ものごと」→「言葉」→「あれ」ではなく、
「ものごと」→「あれ」という感じで、
間の言葉による説明としての「あれ」を飛び抜かして、実践としての「あれ」が頭に浮かぶことが、とても多い気がしている。
これは、ある「ものごと」から自分自身が感じて、自分自身が「あれ」(に当たる何かしらの表現行動)を行うのであれば、まったく問題はないし、むしろとても快適な面もあるのだが、
誰かとその感覚を共有したり、誰かにも同じように「あれ」(に当たる何かしらの表現行動)を行ってもらいたかったりするときには、とても大変な思いをすることになる、ということも、これまでに何度となく体験してきたので悩ましいものでもあるなと感じている。
あなたは、どんな「あれ」をお持ちでしょうか?