【hint.188】こんな出逢い直しもあるんですね
・ ・ ・ ・ ・
おはようございます。
今日も、福岡・北九州の実家でこのnoteを書いています。
よかった。昨日はとてもいい日になりました。
「〇〇(僕の実の父親)が死んでからこんな風に会えるのも、なんか寂しいねぇ」
僕の実の父親のお母さん(おばあちゃんって呼んでいいのかね)はそんなことを言って、笑顔で迎えてくれました。
今年の僕の誕生日、その前日に不思議なタイミングで手元に届いた写真とお手紙。
僕は、実の父親とは僕が4歳の時に、両親の離婚を理由にお別れをしました。
その後、20年以上、まったくなんのコンタクトもないまま過ごしていましたが、数年前のある時、ごく自然な流れで「あ、いま会っておく必要があるな」と思い立ち、結果としてそれからまた少し経ってから、福岡・北九州で再会することができました。
ですが、その再会当時からすでに命に関わる病を患っており、写真で知る「お父さん」とはだいぶ変わった姿がそこにはありました。
その後、僕も結婚したこともあり、今年の5月、当時住んでいた大分県まで、妻も一緒に会いに行きました。
僕には妹もいるのですが、このタイミングで「お父さん」の現状を伝えたところ、自分も会っておきたいとのことだったので、妹の旦那さんも一緒に会いに行ったのです。
不思議なものですね。 結果としてこの4人で会えたのが最後になりました。
「お父さん」は翌月に亡くなったのです。
「今夜が山場になりそうだ」
「残念ながら亡くなったよ」
そんな連絡を、「お父さん」の弟さんからもらいました。
そして昨日、やっと都合をつけ、福岡・北九州へと帰ることができたので、実に約30年ぶりでしょうか、「おばあちゃん」と弟さん、そして、「お父さん」の新しい奥さんと、今も変わらず「おばあちゃん」が住み続けている、「お父さん」の実家でお会いすることができたのでした。
もうね、僕自身も驚くばかりなんだけれども、亡くなった「お父さん」の若い頃に、びっくりするほど僕、似てるんですよね。
弟さんも、新しい奥さんも、そして特に「おばあちゃん」は、終始とても不思議な感覚で過ごしてたんだろうなぁ。
「お父さん」の小さかった頃のこと、また、お別れしてからこれまでの約30年間のことなどについて、写真をみたり、お墓までの道のりに昔の面影を思い出したりしながら、教えてもらうことができました。
「どちらかというと、〇〇は、やさしいところがあったねぇ」
とか、
「細かいことが好きで、よく絵を描いたり、バイクも好きで磨いてたりしたよ」
とか、
何か、突然過去からハシゴがかかってきて、「いまの自分」というものについて説明をされたような気持ちになりました。
こういう雰囲気の家庭、時代背景の中で「お父さん」は育ってきたのだなぁと、そんなことを感じさせてもらえるとてもいい時間になりました。
頑張って帰ってきてよかったなぁ。
こんな出逢い直しもあるんですね。
・ ・ ・ ・ ・
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?