【読書メモ】孤独と不安のレッスン
1.ひとことメモ
「孤独の寂しさ」と「漠然とした不安」を解決する一冊。
孤独と不安の見方がかわり、
読んだ後の景色が変わります。
・不安は消えないことを理解する
・自分と対話するため、体の深い部分をゆるめる(一週間海外旅行,海に行くなど)
・孤独に苦しむのは、一人だからではなく、「一人はみじめだ」と思っているから
・「世間」は最終責任を取らない
・最悪のときは「逃げる」
漠然と不安な方に、鴻上尚史さんのメッセージが響きます。
2.抜書き(引用)
「どんなに幸福な瞬間にも、不安はあなたの心から立ち去りません。まして、やっかいな問題を抱えている時は、ずっとあなたの心に居座り続けます。」
「不安でも、「前向きの不安」にとらわれましょう。「前向きの不安」は、もちろん、楽しいものではありません。その逆です。けれど、「後ろ向きの不安」よりは、はるかに、耐えられる不安です。なぜなら、あなたは、「前向きの不安」と共に生きることで、人生が広がっていくことを実感するからです。」
「「本当の孤独」とは、自分とちゃんと対話することなのです。」
「あなたが孤独に苦しむのは、一人だからではなく、「一人はみじめだ」と思うからです。断言しますが、「一人はみじめだ」というのは、単なる思い込みです。」
「問題は、『世間』は、最終責任を取ってくれないことです。世間様から見て文句ない生活をしていても、文句ない娘になっても、だから、幸福になったり相手が見つかったりする保証はありません。世間は、中途半端に壊れているんですからね。最終責任を取るのは、当たり前のことですが、自分しないないのです。」
「僕の言いたいことは、ずっと同じです。死なないように。死ぬぐらいなら、山奥にでもネットの奥深くにでも海外にでも、逃げて逃げて逃げ続けるように。」
「3回に1回で名選手なんだ、という思いは、番組をずいぶん楽にしました。結果、うまくいく回が増えました。ひどく失敗しても、「2回失敗しても大丈夫なんだから、あと1回は失敗できる」と、楽になりました。激烈な競争社会のプロ野球で3回に1回、ヒットを打てば、歴史に残る選手になるのです。」
「あなたが「本物の孤独」と「前向きの不安」を友として、どうか、生きていけますように。「本物の孤独」が深く、「前向きの不安」が強ければ強いほど、素敵に生きていけますように。そして、死なないように。」