
訪問のリハで最初に何するの?
先日X(旧Twitter)にこんな投稿をしました。
訪問リハや訪看リハ
— 山田 剛(50代の非常勤掛け持ちOT&個人事業主) (@yamada_ot_labo) April 11, 2024
初回の訪問って大切
ここで何をするのかってことがその後のリハの方向性を決めてしまいます。
トイレの移動や動作の確認
食事の場所の確認や姿勢の確認
入浴状況の確認
玄関の出入りの確認
そんなことを、初回でなくても関わり始めの檀家でやっておくと…
訪問領域に転職した方や初めて訪問にかかわる方に届けばいいなと思って投稿したのですが、もう少しだけ書いておきますね。
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SPDCAサイクルのこと
冒頭のX(旧Twitter)への投稿に対して、引用してくださった方がいて、
病院訪問リハは初回の訪問までに計画書作らないといけないから事前訪問でその辺はチェックする気が。。 https://t.co/UhL4OQnH9T
— 地方の理学療法士𝕏/® (@ChihoPT) April 11, 2024
この投稿を読んでピンとくる方ってどれくらいいるのだろうなと思ったんですよね。
通所リハや訪問リハは初回の訪問までにリハ計画書を作成することになっています。ですので事前に訪問したりして情報収集して家屋の状況とか利用者さんのADLを把握しておくことが求められる。訪看リハはそこまで制度的に求められていない。
そうして、通所リハや訪問リハの事前訪問を省略してなるべく退院後すぐに訪問を開始しようとするのが今回の改定でも話題になった退院時に病院のリハ計画書を通所リハや訪問リハの事業所に交付するというものだ。

厚労省がリハビリテーションのサイクルとして提言しているSPDCAサイクルのS(survey)をきちんと促進しようとしている改定の一つ。
X(旧Twitter)引用ポストに書かれている事前訪問もS(survey)にあたる。
このような訪問を開始した最初の時期にきちんとした関わりをケアマネさんや利用者さんやご家族さんとすることはめちゃくちゃ大切。
生活期リハで活動と参加へのアプローチができないセラピストも、通所や訪問リハや訪看リハの修了(卒業)に取り組めないセラピストも、利用者さんの言われるがままのマッサージ中心のリハに悶々としているセラピストも、最初の関わり方を適切に行っていないことが問題なんじゃないかと思うのです。
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初期の時期の訪問ですべきこと
ADLのチェックや家屋の評価も大切なのですが、生活期リハの初期のころの関わりで一番大切なことは
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