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【2023.8.2.】厚労省の報告書と2024年同時改定の方向性

2024年同時改定の議論が行われている、社会保障審議会(介護給付費分科会)の2023年7月24日開催分の資料が公開されている。

第220回社会保障審議会介護給付費分科会(web会議)資料
(厚労省のサイトへのリンク)

この中でリハビリテーション関連職が注目する資料は、

  • 訪問看護

  • 訪問リハビリテーション

の論点であると思いますが、これらの資料の中で紹介されている報告書があります。

◆地域における高齢者リハビリテーションの推進に関する検討会(報告書)
地域における高齢者リハビリテーションの推進に関する検討会報告書[PDF形式:397KB](厚労省のサイトのPDFが開きます)

令和4年度に開催されていた「地域における高齢者リハビリテーションの推進に関する検討会(令和4年度)」の報告書です。

私も今回初めてこの報告書の存在を知りました。

資料によると

■検討会の目的
平成26年度検討会及び令和3年度介護報酬改定審議報告を踏まえつつ、令和6年度介護報酬改定に向け、高齢者リハビリテーションを更に推進するための提言を取りまとめることを目的とする。

https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001123920.pdf
より引用

上記の中に記載されている、平成26年の検討会というのは「高齢者の地域におけるリハビリテーションの新たな在り方検討会」であると思います。

その検討会の報告書のリンクはこちらです。

高齢者の地域におけるリハビリテーションの新たな在り方検討会報告書
(厚労省のサイトに移動します)

平成27年度の介護報酬の改定が、この検討会の報告書に沿うような形となったことから考えると、令和6年の同時改定における地域リハビリテーションに関する改定も、今回新たに出されている報告書に沿った形になるものと考えられます。

これらの報告書をしっかり読むことで、2024年同時改定の方向性はある程度予測できると考えています。

概ね予想通りというか、これまでのオンライン講義で伝えてきたような形になっていくでしょうかね。点数までは正直わからないけれど、地域リハビリテーションの方向性はしっかりわかるかな。

  • 訪問看護のリハと病院や診療所・老健の訪問リハの方向性の違い

  • 訪看リハの果たすべき役割

  • 地域リハにおける医師の役割

  • リハビリテーションのマネジメントの重要性

  • 活動と参加へのアプローチの重要性

こんなことをオンライン講義で伝えてきたけど、新しい報告書についてもこれらについての記載はたくさんあるので私の考えていることはやっぱり間違っていないということだと思います。

2024年同時改定の方向性が気になる、興味ある方は2022年、2023年のオンライン講義をご覧ください。

◆2022年オンライン講義一覧

◆2023年オンライン講義一覧

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やまだリハビリテーション研究所
作業療法士
山田 剛

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