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ボーダレスな作業療法士として

常勤セラピストなら、勤務先の領域の業務が中心となる。

そのことは否定しません。

と書く領域別に分けることが多いリハビリテーション業界、○○領域、○○分野、○○障害等々分け方はいろいろですが、非常勤掛け持ち作業療法士として働いていると、広く浅くいろんな領域を経験します。

ここで言う「広く浅い経験」っていうのは上っ面だけ経験しているという感じではありません。

「広く」とは

病院、老健、訪問看護(リハ中心)、訪問看護(看護師中心)、児童発達支援(肢体不自由とか医療的ケア中心)、児童発達支援(発達障害中心)、子ども園、通所リハ、通所介護、診療所などなどを経験してきました。

「浅く」とは

非常勤掛け持ち作業療法士なので、常勤時代の病院、老健、リハ中心の訪問看護に勤務していたときは、それなりに深く、それ以外の職場の経験は浅い。ここで言う「浅い」とは勤務時間が短いことを指しています。決して中身が浅い、表面的という意味ではありません。

かなり広い領域で働いてきています。「ちょっと助けてほしい」と言われればとりあえずはお話を伺いに行って、条件が合えば働くということをここ10年くらい続けています。

そんな広く浅い経験のメリットが生活期領域の勤務では活きてきます。

多領域にまたがる疾患のケースというのは実はけっこう遭遇する。

こんな時、特定の領域しか経験をしていないセラピストさんはどんな風に行動するのだろう。

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「生活期リハの視点で病院リハと地域リハをつなぐ・変える」を主要テーマとして、大阪の作業療法士のやまだ…

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