「OTやまだ」の訪看リハ転職の流儀①
2024年4月現在のコラムです。
「その2」はこちらに掲載しています。
私は2024年4月時点で大阪在住の55歳非常勤掛け持ちの作業療法士・山田 剛です。
30代のころから非常勤掛け持ちで複数の事業所に勤務してきました。訪問看護ステーションにもいくつか勤務してきました。春になるとこの領域にも転職されたりする方も多いので少し訪看リハの仕事のことについて色々書いてみたいと思います。
このコラムを書いてみようかなと思ったきっかけはX(旧Twitter)へのこの投稿です。
訪問看護ステーションで働こうとする理学療法士や作業療法士や言語聴覚士の多くは、病院などでの勤務を経て転職してくる。また、訪問リハや訪看リハを経験して別の訪問看護ステーションへ転職するセラピストさんもいるだろう。
経営者側としては、リハビリテーションを実践することのできるスタッフを即戦力で雇用できるのはメリットだと思うのですが、病院のリハと訪問看護のリハは同じものではないと私は考えています。
病院で即戦力であっても、生活期のリハの場面で即戦力になるかどうかは微妙だし、たかが5年とか10年くらい働いてベテラン気分のセラピストさん達もいるので、転職してすぐに使い物になるかどうかはわからない。
私は、現在訪問看護ステーションだけではなくて、
児童発達支援事業所
放課後等デイサービス
通所介護事業所
等でも非常勤として掛け持ちで働いている。わかりやすく言うと、いろんな職場へ転職して、即戦力として働いてきた経験がある。
自分で自分のことを「即戦力」と表現すると、おいおいって感じかもしれませんが、たいていの職場で自分の働き方のstyleは通用してきましたし、給与もこちらの提示する条件を受け入れてもらえることがほとんどでしたので、こちらが提示する条件に見合う働き方はできたのだと思うので、「即戦力」と表現しても問題ないのかなと思っています。
そこそこ病院などで研鑽を積んで転職してきたセラピストが訪看リハへ転職した場合、その職場でどのようにすればセラピストとしての立場をきちんと確立できるのか、即戦力っていうのは一体どんなことをしているのかってことをnoteで少し書いてみたいと思います。
訪問看護ステーションでのセラピストの働き方についてはnoteでこんな連載もしています。合わせてお読みいただくと訪問看護ステーションでのセラピストの働き方の理解が深まります。
コラムへのお問い合わせはこちらからどうぞ
◆お問い合わせ
転職後1週間にすべきことは何か?
私の場合はセラピストがこれまでに勤務したことがない事業所に勤務することが多く、セラピストが在籍していても少数の事業所をいくつか経験してきました。
私は即戦力として雇用されることが多いので、初日から訪問してリハを行うのは当たり前のことでした。
管理者さんやそのケースの担当看護師さんが初回は同行してくれることもありますし、地図と住所と担当ケースのカルテだけを渡されて一人で初日から訪問したこともありました。訪看リハに初めて従事するセラピストさんの場合は、最初の時期は担当ケースも少し少な目なことも多いかもしれませんが。
さてどのような勤務で訪問看護ステーションでの初日をスタートするのかは人それぞれかもしれせんが、最初の時期に私が行っていることはこんな感じ。
ここから先は
フリー作業療法士として日々書いております。サポートは励みになっています。サポートなくてもお買い上げいただけますが、あると嬉しい。