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【2023.5.23.】2024年に向けた新しいリハビリテーションの形③「わかってないセラピストは必要ない!」
※このコラムはどなたでも全文お読みいただけます
このコラムはシリーズコラムです。以下のコラムも合わせてお読みください。
①「すべてはここから始まった」
②「2030年までに、とにかく変革が求められている」
前回のコラムでも書いたけれども、まず実践されるべきリハビリテーションの形は
個別性を重視すること
生活機能全般を向上させること
活動や参加にアプローチすること
多職種連携でアプローチすること
計画的にリハを実施すること
リハビリテーションをマネジメントすること
こんなことがリハビリテーションを実践するセラピストには求められているんだけどね、このことを理解できていない、わかっていないセラピストは2024年以降必要ないのです。
そうして、こういったリハビリテーションの実践はセラピストの個人任せの展開に任せるのではなくて、病院のリハ部全体、訪問リハや通所リハの事業所全体で取り組むべきものなのです。
「あのセラピストは活動と参加に熱心だけど、こっちのセラピストはそんなこと気にせずにリハを実施している」
このような状況はあってはならないのが、2024年以降のリハビリテーションの進め方なのです。
活動と参加に取り組むかどうかということは、セラピストが判断する・しないというものではなく、リハビリテーションを実施するなら取り組まなければならないものなのです。
そのことはこの2つの動画でも話しています。
リハビリテーション部門として、どのような形でリハビリテーションを進めていくのかということの方針作りが必要なのが、2024年以降のリハビリテーションの進め方なのです。
指示書があれば、担当したセラピストの考え方ひとつでリハビリテーションを進めていくというスタイルは、もはや通用しないのです。
リハビリテーションのパッケージとして、共通概念として
個別性を考慮すること
心身機能にアプローチすること
活動と参加にアプローチすること
多職種連携でリハを進めること
病院リハ・生活期リハのコラボレーション
という内容をすべてのセラピストがリハビリテーションの共通認識として持っておくべきなのです。上記の項目に対して、セラピストによって取り組む人もいれば取り組まない人もいるというものではないのです。
自分自身のわがままな考え方のリハビリテーションを実践したい方は自分で自分のお店でも構えたらいいんですよ。(集客できるかどうかは知らんけど)
公的な保険のサービスとしてリハビリテーションを提供するセラピストならば、厚労省の考えている方向性にマッチしたリハビリテーションの実践を行うのが王道なのです。
リハビリテーションの基本的な考え方を理解できないセラピストは必要ないのです。それが、2024年以降のリハビリテーションの新しい形の一つなのです。
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やまだリハビリテーション研究所
作業療法士
山田 剛
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