【2023.3.12.】2024年同時改定に向けて24「これからのリハビリテーションの実践に必要な考え方のこと」
※このコラムはどなたでも全文お読みいただけます。
ここ数年伝え続けていることは、ほとんど同じである。
細部に変化はあるけれども、主要な部分は同じ。
2024年同時改定にむけて実践すべきリハビリテーションについてのキーワードは以下のようなものです。
リハビリテーションの修了(卒業)
活動と参加へのアプローチ
適切な目標設定と効果判定
触らないリハビリテーションの実践
退院後の生活を想定したリアルなアプローチ
サービスの適正利用
病院と地域リハとの相互連携
事業所内での多職種連携と他機関との多事業所連携
小児領域への取り組み
ここに挙げているキーワードは突然思いついたものを列挙しているわけではなく、診療報酬改定や介護報酬改定議論の資料を継続的に読み込んでいる中で出てきているものです。
けっして適当なことを書いているのではなく、今後このようなリハビリテーションのあり方を厚労省が求めているのです。
あなたはいくつ実践できていますか?
というのもね、私がこんなキーワードのことを書いたり話したりし始めているのは、主に前回の同時改定があった2018年のその前からなんですよね、2016年ごろからかな。
そうしてこれらのキーワードについてはその後の診療報酬改定や介護報酬改定でも、だいたい取り上げられ、私が想定している方向性に進んできています。
このコラムをお読みの方どれくらい実践できていますか?
メンバーシップでもこれらを中心とした連載コラムを書いています。
◆2023年2月スタート
連載コラム「リハビリテーションの目標設定のこと」
https://note.com/yamada_ot/n/nf0081f3a937e
◆2023年1月スタート
シリーズコラム
「リハ職が在籍する訪問看護ステーションにおける、業務の進め方と連携の基本的な考え方」
https://note.com/yamada_ot/n/n56b6f5ae0c54
◆連載コラム「2024年同時改定に向けたリハビリテーションの在り方」
https://note.com/yamada_ot/n/n1b24ac5f966b
◆連載コラム「小児の訪問リハ・看護で大切なことや考えていること」
https://note.com/yamada_ot/n/n0281cc1e6f3b
◆連載コラム「活動と参加へのアプローチ」
https://note.com/yamada_ot/n/n4248ce925496
◆連載コラム「セラピストとしてのリ・スタート」
https://note.com/yamada_ot/n/n4efdec49422c
◆連載コラム「OTやまだの日常」
https://note.com/yamada_ot/n/n6f8ca374de65
◆連載コラム「多職種連携のこと」
https://note.com/yamada_ot/n/n4753d18ac5ab
オンライン講義でもたくさん話してきました。
◆2022年オンライン講義一覧
https://note.com/yamada_ot/n/n9607d0499567
◆2023年オンライン講義一覧
https://note.com/yamada_ot/n/n3f261828c73d
僕がいつも伝えていること
これらのキーワードに基づいたリハビリテーションを展開しているセラピストはまだまだ少数だという事。事業所で一体的に取り組んでいるところも全国的にみればほとんどないんじゃないかなと思っています。
だからね、「できるかできないか」「やるかやらないか」というような発想ではなくて、できることから少しずつ取り組むという考え方や適応できそうな利用者さん1人から取り組み始めるといったスタイルが必要だと思っています。
セラピスト自身が時代にマッチした取り組みの経験を少しずつ積みながら、2024年や2030年を迎えることが大事なのです。
なんだか不安を感じている方は。ぜひメンバーシップに参加してみてください。
◆メンバーシップのこと
◆作業療法士やまだのこと
やまだリハビリテーション研究所
作業療法士
山田 剛
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