コラム12 2024年に訪問リハのあり方は変化する!
2021年4月20日追記
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「ケアマネさんがケアプランに記載してくれていて、医師の指示書があれば重度でも軽度でも訪問によるリハビリテーションを延々と続けることが出来る」
そんな風に考えているケアマネジャーさんや訪問に関わっているセラピストさんは多いかもしれません。
そもそもリハビリテーションの対象者さんの多くは、比較的状態の安定している利用者さんが多いのが一般的です。発熱があれば訪問のリハはお休みになるけど、訪問の看護師さんは訪問します。
そんな状況なので、指示書とケアプランがあれば長期的な訪問となりやすいのが、訪問によるリハビリテーションです。
だけど2021年の介護報酬改定議論の中で、そのような長期的な訪問リハに対して疑問が投げかけられ、要支援の1年越えについて減算となります。
そうしてセラピストの多くは注目していないだろう資料には以下の図に示すような文章があるのです。
上記の図の文言は以下からの引用です。
◆リハビリテーション・個別機能訓練、栄養管理及び口腔管理の実施に関する基本的な考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について
正直に書くと
「症状緩和のための取り組みを漫然と行う場合はその必要性を見直すこと」
と書かれているのを読んで、ドキってするセラピストは多いでしょう!
2024年の訪問リハ
2024年は同時改定の年。ここに向けていろんなことをやっていかなければならない。
事業所として、またセラピストとして色々考えていくべきなのだ。
利用者さんや家族さんが希望しているから訪問を実施する
訪問を修了したら悪化する
ケアマネさんがどうしてもって依頼してくる
こんなあいまいな理由だけでダラダラ訪問によるリハを継続することは出来ない時代になっていくでしょう。
「訪問を修了したら悪化する」って言ってもね、終了してみないと判断できないのではないかな?
ケアマネさんや家族や本人が希望していればって言ってもね、そのサービスの提供のあり方が不適切ならやがて、訪問のリハの制度はもっともっと制限を受けることになるでしょうね。
こんな文言があるから
ケアマネさんに連絡してケアプランの中に
「通所のみではADLの自立が困難って一文を入れてください」
ってあわてている事業所も多いのではないでしょうか?
通所を使ったこともないのにそんな一文を入れるように頼まないといけない利用者さんってホントに訪問リハが必要なのでしょうか?
そんなことを考えながら、サービスの適正利用についてオンライン講義でお伝えしています。
興味ある方は以下のリンクから動画「オンライン講義6」を視聴してみてください。
◆オンライン講義6 訪問によるリハビリテーションの適正利用を考える
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