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【2023.3.16.】時代の先を読む目を持っていますか?
※このコラムはどなたでも全文お読みいただけます。
このスライドは2017年に金沢で講演した時に使ったスライドの一枚です。
![](https://assets.st-note.com/img/1678770874485-ysNa8uT9Eu.jpg?width=1200)
2018年同時改定に向けてリハスタッフや事業所は何をすべきかということを話した講演からの一コマです。
さて、皆さんの生活期リハや病院リハの勤務先で、このスライドを見て理解できるセラピストはどれくらいいるのでしょうか?
リハビリテーションをキーワードとして「地域で循環する仕組み作り」ということが何を指しているのか理解できますか?
このことは私が独自に提案しているものではなく、地域包括ケアシステムというものを考えれば必然的に導き出されるこれからの病院・地域リハビリテーションの在り方だと考えています。
先日小児領域の研修会で講師を務めました。
小児領域の訪問に取り組んだことのない事業所さん向けに対して講義したのですが、小児の領域に取り組んだことのない事業所さんの抱える不安は
何かあったらどうするの?
小児の疾患なんて見たこともないからわからない
小児の治療に対する技術がない
こんなものが多いのですよね。それについてはいろいろお話しさせていただきました。
冒頭のスライドに書いている、リハビリテーションの卒業(修了)についての講義をすると参加者さんから
終了後に悪化したらどうするの?
ケアマネや家族にはどう説明するの?
利用者さんが減ったらどうするの?
というような意見が出るのですよね。
結局リハからの卒業にしても、小児領域の訪問リハにしても、取り組んだことのないセラピストや事業所さんからは、不安や不満が続出するのです。
そうしてそんな事業所やスタッフが口にするのは、あいまいな不安ばかりで、結局それに対しての解決策が具体化することもなく、そのまま今の日常の代わり映えのない事業運営が続くことになるのです。
2024年以降の地域リハに必要なこと
訪問看護ステーションにおいては、
人員基準6割問題への対応は必須です。リハ中心の訪問看護ステーションの運営は難しくなるでしょう。
看護師の人員比率が6割を超えている事業所であっても、小児領域に取り組んでいない事業所さんの運営は苦しくなるのではないかなと考えています。
超重症児を中心とした小児領域の訪問看護とリハ
看取りの必要なケースへの訪問看護とリハ
難病への訪問看護とリハ
看取りケースへのリハは必要に応じてということになりますが、この領域に取り組んでいない事業所の生き残りは厳しいだろうと考えています。
通所リハ事業所や訪問リハ事業所は、書面だけのやり取りではないほんとの意味でのリハ会議を開催している事業所が生き残っていくんだろうなと予測しています。
コロナ禍を理由にお手軽に書面だけのやり取りをしていて、Zoomなどを用いたオンラインの会議にすら取り組んでいない事業所はまだまだ多い。人と人とのつながりが事業所としての生き残る道なのに、多事業所連携も実践することなく、加算だけを算定している事業所は今後ますます生き残れなくなるのだろうと考えています。
冒頭のスライドは2017年に作成したもの。
以下の2つのコラムは2016年に書いたもの。
どちらもその時点での未来のリハのことを書いているのですが、当たっていることも多いんじゃないかな。以下2つのコラムをやまだリハビリテーション研究所・メンバーシップで読めるように設定変更していますので、メンバーシップの登録者さんは是非お読みください。
私の時代を読む目が間違っていないということを理解いただけるのではないでしょうか?
やまだリハビリテーション研究所のメンバーシップにご参加いただくと、時代にマッチしたセラピストになることができます。時代にマッチした事業運営ができるようになりますよ。
やまだリハビリテーション研究所
作業療法士
山田 剛
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