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【レトロゲーム】輝くナイトになるための必要条件を振り返る?
偉大なる
今回は日本でのウィザードリィシリーズの成功に貢献したダイヤモンドの騎士(Wizardry #2 - Knight of Diamonds)を取り上げます。
1990年のファミコン(NES)版では、アスキーがシナリオ3としてリリースしましたね。FC版はおなじみ羽田健太郎がオープニングで迎えてくれます(yukimatsuri様の演奏でどうぞ)↓
ちなみに、狂王の訓練場(Proving Grounds of the Mad Overlord)、リルガミンの遺産(Legacy of Llylgamyn)、災禍の中心(Heart of the Maelstrom)も以前記事にしていますので、まだ召し上がってない方はどうぞ。
狂王の訓練場↓
リルガミンの遺産↓
災禍の中心↓
もちろん、PS版の名作・リルガミンサーガ(LLYLGAMYN SAGA)にも収録されています↓
おさらい
ニルダの杖(Staff of Gnilda)の加護により、外部の邪悪なる者達に対する鉄壁の守りを得ていた街、リルガミン。
しかし、内部より生まれた邪悪な魔人ダバルプスにより杖は奪われてしまいます。リルガミン王家の生き残り・アラビク王子は伝説のダイヤモンドの武具を身にまとい、ダバルプスを打ち倒ますが、ダバルプスが最後に放った呪いにより、全てが地中に呑み込まれました。伝説の武具を探し出し、ニルダの杖を取り戻すため、冒険者達はダバルプスの呪い穴に挑む…という話です。
ここでいうダイヤモンドの武具が通称コッズアイテム(KOD's=Knight of Diamondsの略)↓
コッズアーマー
コッズシールド
ハースニール
コッズヘルム
コッズガントレット
こいつらが迷宮に散らばってますから、それを回収しつつ、杖を取りに行くことになります。
ちなみに、本作はもともと狂王の訓練場の追加シナリオとして作られたものでした。このため、シナリオ1をクリアしたキャラを「転送」して迷宮に挑む前提となっていました(PS版はそれを踏襲)。
しかし、FC版ではハードの仕様上、ターボファイルがないとプレイできなくなるので、敵キャラの強さや迷宮の難易度調整が加わっています。これが思わぬ副産物となるのですが、それは後段に。
まずはオーソドックスに
マップは20×20マスの地下6階建てです。
ゲームのラスボス的存在はKOD'sアイテムで、
マジックアーマー
マジックシールド
マジックソード
マジックヘルム
マジックガントレット
として敵キャラとして相対します。特に痛かったのはマジックソードの首チョンパ(くびをはねられた!)とマジックガントレットのティルトウェイト(TILTOWAIT)。
初めてプレイした時、なんでガントレットが2体出現したのかわからなかったのですが、騎士の"小手"ですから、左右一対で2個だったのですね。
あとは、KOD'sのボスの手前にマラー(MALOR)で2マス飛ぶというのも中々トンチがいる仕掛けでした。
まずはPS版
こちらは、原作をほぼ忠実に再現しています。元々、リルガミンサーガが1つのソフトウェアですから、シナリオ1(狂王の訓練場)からのキャラ転生も容易です。ただし、レアアイテムを装備しているとレアアイテムは消え去るので要注意です。
ただ、最後の謎解き、
冠を頂いたその王は
これが故に身を滅ぼす。
原文では、
THAT KING, THE KING WHO WORSHIPS THESE
THAT KING, HE FINDS DOOM!
これから、クリアのためのキーワードを考えることになります。ヒントはアナグラムですが、多分オリャっと解いた方も多いと思います。
一番の成功ともいえるFC版
まずは三種の神器(せいなるよろい、しゅりけん、むらまさ)を登場させていること、基本はコッズアイテムが強いのですが、それと同等レベルの武器や防具を出現させること(エクスカリバー、まもりのたて、てぶくろ…)でクリア後も長く楽しめる(アイテム集め)ものとなりました。
そして一番は隠しマップの存在ですね。
一度、ニルダの杖を取り返したキャラがもう一度クリアアイテムを揃えてもう一度あの場所に行くと、隠しマップに向かいます。そして、隠しラスボス・デーモンロードと相対し、勝つと隠しアイテム・あくまのいしをゲットできます。
もっとも、ダイヤモンドの騎士の地下6階は、確か全マス岩の部分がないので、テレポーターの罠にワザと引っかかることで隠しマップに行けることもあったと思います。
このFC版ダイヤモンドの騎士の隠し要素・隠しキャラ・隠しアイテムは、のちのRPGにも受け継がれている点で見逃せませんね。
ともあれ
思い出補正もありながらのダイヤモンドの騎士を振り返ってみました。
実はウィザードリィシリーズはシナリオ6以降のプレイ経験はありません。となると、残すは伝説の作品…PS版で実装され、オトナになってプレイしても心が折れそうになったあの問題作…は気が向いたら記事にしたいと思います。(了)
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![山田太朗(仮名)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50115565/profile_a4831237ee6f31d2e89617ab67dd289d.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)