”AR”でコロナ感染予防
4/18(土)、4/19(日)に異業種とARの掛け合わせを行っている「withARハッカソン」と、
コロナについての啓蒙を行う「No More Corona プロジェクト」が主催でハッカソンイベントをオンラインで開いた。
ハッカソンのテーマは「ARを用いたコロナ対策」
ARと聞くとどうしても技術面ばかりに目が行く。
だが、今回だけでなく、ARと異なる分野が交わることによって生まれる”化学反応”は目を見張るものがある。
ARを使ったコロナ対策の作品の数々はどれも素晴らしかったが
今回は、参加者選考で選ばれた上位3作品をぜひとも紹介したい(筆者は見学者として参加した)
第3位 「Don't Touch Your Face」
「菌が付いた手で顔に触れることで感染することがある」
誰でも一度は聞いたセリフだが、実際はどうだろう。意識的ではなく無意識で触れているのではないだろうか。
この作品は、その無意識を意識できるようになる作品。
AR独特の見えないものを「見える化」させるパワーも感じ取れる
第2位 密ですアラート
続いて紹介するのは単純明快&超有効な作品。
小池都知事の「密です、密です」という発言が注目を浴びている。
だが、相手との距離は感覚でしかなく、実際はおろそかになっていることも多いのではないか。
この作品は”相手との距離”を明快に示してくれる
最新のiPhone or iOS端末では、この作品を利用できるものもあり実用的だ。
第1位 ARグラスを使った手洗いレクチャー
「〇〇秒洗って」「この部分の洗い方は〇〇して」
本格的な手洗いには、一度に注意しなければいけないポイントがたくさんある。
この作品を使えば、「ただ”レクチャー”にしたがう」だけで本格的に手洗いができるようになる。
メガネ型デバイスなので、携帯を持たずに、かけるだけでいいのも優れた点だ。
残念ながら、デバイスは現状では高価で入手しづらいが、
とはいえ、未来にあるべき姿であるのは間違いない。
終わりに
世界が未曽有の危機に陥っている今、ケネディの言葉を思い出す。
国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すことができるのかを問うて欲しい。(ジョンFケネディ)
もちろん、政府の対策が重要なのは言うまでもない。また多くの方が対策に向けて活動しているのも重々承知である。
だが、「”もっと” 自分にできることはないのか」という姿勢が強く求められていると感じる。
今回のイベントは、”Stay Home"だけでない、積極的な取り組みの一例をみせてくれた。
こんな素敵な会を催してくれた「withARハッカソン」「No More Corona プロジェクト」に改めて感謝を伝えたい。
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3作品以外の作品も、withARハッカソン公式twitterアカウントで見れる。
なお、作品ツイートの返信欄にはそれぞれの参考文献や注意喚起も載っているので合わせて読んでほしい
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