分身としての山田さん〜メタ認知考察〜
自分をキャラクター化する試みとその効果
前回の記事に書いたように、最近、僕はメタ認知の観点から、自分自身を新たに捉え直す試みをしています。日々、僕の中には様々なタイプの「山田さん」がいます。仕事をしている山田さん、バンドをしている山田さん、俳句をしている山田さん、バイクに乗っている山田さん、そしてボクシングをしている山田さん。いろんなタイプの山田さんがそれぞれの場面で活動しています。
これらの山田さんを自分の分身としてキャラクター化し、それぞれをゲームのキャラクターアイテムとして操作する自分を想像してみます。例えば、ボクシングをしている山田さんを、もう一人の山田さんがゲームのプレイヤーのように操っている、そんな感覚です。
ゲーム感覚で人生の局面を乗り切る
このアプローチをすることによって、日常の様々な局面をより軽やかに、冷静に乗り越えることができるようになるのではと推察してみます。例えば、仕事をしている山田さんがミスをしてしまったとします。そこで、ゲーム感覚で「この局面をどう切り抜けるんだろう?」と考えるんです。
「納期に間に合わない。どうしたらこの場面をクリアできるんだろう?」と。その場面を乗り越えたらポイント2倍ゲット出来る、さらにキャラクターをバージョンアップ出来るというような感覚で、まるでゲームのステージをクリアするように失敗を次の場面への成長の機会と捉えるのです。
分身としての自分を操作することで得られる冷静さ
この試みの一番の利点は、ストレスを大きく減らすことが出来ることです。キャラクターとしての自分を操作しているのという感覚なので、感情的にならずに冷静に物事に対峙できるようになります。俯瞰して状況を見つめるもう一人の自分がいることで、精神的な負担が軽くなり、適切な判断につながります。
この、自分の分身をキャラクター化し、別の自分が操作するというイメージを手に入れることによって、まるでゲームを楽しむように、人生のあらゆる局面を次々と軽快にクリアして行けるとしたら、、、。
なんとステキなことでしょう。