いいよね、ガジュマル
初心者さんにおすすめの観葉植物、というと大抵名前が上がってくるガジュマル。ユニークな見た目が可愛くてステキですよね✨
我が家にも一鉢ありますが、日陰や乾燥、引越しといった環境の変化をものともせず、元気に育ってくれています。この強さこそ、初心者さんにもおすすめされる理由だと思います。
ガジュマルに関する記事は至るところにあるので今更私が言うこともないのですが😅、10年育ててみた経験からポイントを2つ書かせていただこうと思います。
💚選ぶときにはココに注目!
いきなりですが、私達が「幹」と認識している部分は、実はガジュマルの根っこなんです。だから普通にガジュマルを育てていても、この部分は大きくも太くもなりません。(土に埋めると太るみたいです!)
つまり!
ガジュマルをお迎えするときは、この「幹っぽいけど実は根っこ」の部分の形で選ぶのがオススメです。将来的にもほとんど形が変わらないのだから、やっぱり自分の好きな形がいいですよね!
ぽってり、ふっくらした形も、スリムで走り出しそうな形も、絡み合うような形も、それぞれに味があっていいものです。
育てていると、この部分から気根(きこん)と呼ばれる細い根が生え、地面に向かって伸びることがあります。育つ上で必要なものではないので切ってしまってもいいのですが、そのまま生やしておくと古木の佇まいが醸し出されて雰囲気が良さそうです。
我が家のガジュマルには気根があまりないので、生えてくるのを気長に待っています😊
💚剪定に挑戦してみたい!
ガジュマルは成長が早いので、すぐに枝が伸び、葉っぱが茂って、「幹っぽい以下略」の部分が目立たなくなってしまいがちです。
せっかく好みで選んだ形が葉の陰になって、見えにくくなってしまうのはちょっと残念…という方は、ぜひ剪定に挑戦してみてほしいと思います。
道具は剪定用のハサミか、なければ切れ味のいい普通のハサミでも大丈夫です。刃の部分を軽く火で炙って滅菌し、伸びすぎていると感じる箇所を切るだけです。
切ったところからはいずれ新しい枝や葉が出てくるので、万一切りすぎてしまっても問題なし。
ガジュマルは強いので、剪定のせいで枯れることはほぼありません。ただ、びっくりはしているはずなので、我が家では切ってから3日は直射日光に当てるのをやめています。また、太い枝を切るような大きな剪定は、夏(ガジュマルが一番元気な季節)に一回だけにしています。
ガジュマルの花言葉は健康、たくさんの幸せ。でも太い根が周囲に絡みつきながら成長する様子から「締め殺しの木」との別名もあります😅
お借りした画像ですが、カンボジアのタ・プローム遺跡ではガジュマルの巨木に侵食される建物を見ることができるよう。
この遺跡では敢えて保存措置をとらず、自然に飲み込まれていく様子そのものを残そうとしているのだとか。……ラピュタやナウシカの世界だなぁ。いつかこの目で見てみたいものです。
植物初心者さんにおすすめされることが多いガジュマルですが、10年育ててみても飽きることはないので、きっと長く一緒にいられるパートナーになってくれるはず。
沖縄ではガジュマルの古木にはキジムナーという精霊が宿ると言われるそうなので、いつかうちの子にも宿ってくれないかな〜なんて思いながら、今日もガジュマルを眺めています😊