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中国で作られるアニメも、日本市場で育ったK-POPも戦略的に活用しよう!日本の価値は文化力の時代
知っている人には自明ですが、日本人が以外に見落としがちな話ですね。アニメとアニメーション(カートゥーン)は別のカテゴリーで、ANIMEというのは世界共通で「日本風のアニメーション作品」に対する一般名詞です。
中国、韓国が日本風のアニメ制作をやっていることを、もっとポジティブにとらえるべきというのが趣旨で共感しました。詳しくは記事をお読みください。筆者のまつもとあつしさんは、「デジタルコンテンツ白書」の編集委員時代に、ライターとしてお世話になったことがあります。
“海外スタジオが中心となって制作した「日本的」な作品が今後も数多く生まれ、これからも世界中のファンに支持されていくことになる。そのことはすなわち日本のアニメ・マンガを起点としたコンテンツパワーが今後さらにその重要性を増す”
との見解は賛成です。これからの時代は、グローバル市場での日本の文化の「ブランディング戦略」が大切ですね。日本に一番かけているのは、世界市場の中で、「日本ブランド」の価値をどう高めていき、そしてマネタイズしていくかという戦略的な思考だと常々思っています。
韓国はお得意の「選択と集中」で成功してました。日本の武器は多様性と歴史の蓄積、奥行きです。それだけにわかりやすいブランディングが大切かなと思っています。アニメも音楽も(ゲームもドラマも)できる限り連携して、日本コンテンツを世界での存在感を上げていくブランド作りが大切ですね。
僕は海外のカンファレンスなどで会った業界関係者には、「K-Popって日本から始まったんだよ」と言って、J-Popへの興味を喚起することにしています。現存で活躍するK-pop界の一番の老舗で元祖的な存在に事務所はSMエンターテインメントで、活躍する人材の多くは元SMという状況です。そのSMエンターテインメントは、日本でエイベックス、吉本興業と合弁会社をつくり、BoA,東方神起を育てていきました。日本の手法を学び、日本市場から収益を上げ、K-Popの基礎を作ったのは歴史的な事実です。日本人に対して言うのは、その経緯を説明して「K-Popができたことは日本もできたこと、できなかったのは誰も本気で挑戦しなかったから。これからでも遅くないので今度は日本が韓国をお手本にしてやりましょう」ということです。
グローバル市場での「日本ブランド」構築を意識しながら、「デジタルファーストとグローバル前提」がこれからのエンタメビジネスなのです。
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