日本タイ+アジア4カ国のクリエイター参加へ。ソングライティングキャンプ募集開始!背景や趣旨などをイベントでも語ります。
世界標準の作曲方法「コーライティング」が日本でもだいぶ一般的になってきました。「山口ゼミ」で伝えるだけではなく、10年以上掛けて、「エヴァンジェリスト」的に普及活動してきたので嬉しいです。
アジアソングライティングキャンプ参加クリエイター募集開始
経済産業省のマッチング事業としてVIPO主催で行なってきたアジアでのソングライティングキャンプVol.3は、10月にタイ・バンコクで実施が決まりました。興味のある方は、VIPOのサイトからエントリーをどうぞ。選考委員会による審査を経て発表します。日本側の定員は7〜10名の予定です。
昨年度の実施は2月したので、8ヶ月ぶりになりますが、前回はミラクルのような大成功でした。MCT(タイのJASRAC)による映像とレポート記事は下記をご覧ください。
今回はアジア4カ国に参加クリエイターが拡大
前回のキャンプの成功振りを見たMCT側が、アジア各国の著作権団体を通じて、クリエイターへの声掛けを打診しています。インドネシア、マレーシア、ベトナムなどからも参加作家がありそうで、ますますインターナショナルかつ、意味のあるコラボになりそうで、本当に楽しみです。4人一組で1日で1曲を創るというフォーマットが外国人とのキャンプではもっとも効果的ということがわかってきました。オーガナイザーとしては、毎日組合せを変えるチーム編成が一番の悩みどころなのですが、伊藤涼の経験値と、最近はコーディネートも手伝ってくれるクリエイターKAZ KUWAMURAのサポートで、チーム組成のかなり精度が上がってきている気がしています。
日本の音楽市場は成熟していて、洗練された著作権徴収分配の仕組みを持ち、デジタルからの徴収もあって著作権徴収金額も伸長、JASRACにNexToneを加えると、1400億円を超え、過去最高になっています。「夢の印税生活」が今でも可能ということなのですが、人口が減り始めた日本だけを見ていても成長には限界があります。ストリーミングサービスが牽引して成長する海外市場、特に日本人作曲家のセンスが活かしやすいアジア市場で稼ぐことに大きなのびしろがあるのです。チャンスを逃さずに狙っていきましょう!
これからの作曲家はアジアで稼ごう!
僕自身、コロナ禍を挟みながら、台湾で2回、タイで1回、キャンプを企画運営してきましたが、現地の才能あるプロフェッショナルと日本人クリエイターの共創には、おおきなポテンシャルを感じています。リリース作品も生まれ、台湾ではヒット曲も出ています。
アジア文化の共通点を持ちながら、ルーツが違うコラボというのは化学反応を呼び起こします。
アジア諸国のクリエイター、アーティストのコラボの機会を作るのが、アジア展開の入口としては最も適切です。
「日本コンテンツの海外輸出」というのは、政府が国策に掲げるほどの日本の課題ですが、ベスト解の一つが、日本人作曲家が外国人と一緒に海外市場にむけてコーライティングしていくことだと僕は確信しています。
コーライティングの基本とHow toを伝えるイベントやります
タイキャンプの募集タイミングと重なったのは、たまたまなのですが、コーライティングをテーマにしたイベントを今週土曜日にやります。海外キャンプの実態についても話すつもりですので、是非、ご参加ください!まだ秘密の別の情報を参加者だけにフライング告知しちゃうつもりです。
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