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沖縄 汁物の旅~ 10 アカマチ粗汁

アカマチ粗汁


余得の汁物


牧志の市場の楽しみの一つは買った魚まるごと1匹を2階の食堂で調理して食べさせてくれることですね。
 
今回は沖縄3大高級魚*のうちのひとつアカマチ=冒頭の写真(2015年、那覇市第一牧志公設市場で撮影)=を調理した際に出た粗(あら)をスープにしてもらいました。いわば余得の楽しみです。

これがアカマチの粗汁


白身の魚らしく汁もさっぱりとした味わいです。身(本体)の味は下部に書いてあります。

汁にしてもらったアカマチ。身がけっこう残っています=2015年、那覇市の第一牧志公設市場で


*沖縄3大高級魚 アカマチ(和名:ハマダイ)、マクブ(シロクラベラ)、アカジンミーバイ(スジアラ)

市場に沖縄3大高級魚として並んでいたアカマチ、マクブ、アカジンミーバイ=2019年、公設市場仮店舗で

食べたもの


こちらはお刺身です
白身の魚の中でも最上級の味わいとの評価もあるアカマチ。漁獲量が少ないため本土で食べたことがあるという人は少ないのではないでしょうか。沖縄の市場では常に見かけます。行ったらぜひご賞味下さい。ピンクがかった白身の魚です。淡白で上品な味わいの中にも甘味、旨味があり身も締まっています。

アカマチの刺身=2015年、那覇市の第一牧志公設市場で

イカ墨煮
文字通りイカをイカの墨で煮た料理です。イカは柔らかく、多分シルイチャー(和名アオリイカ)かと思います。菜っ葉はンジャナ(和名ホソバワダン)ですかね。墨の濃厚なコクがたまりません。

イカの墨煮=同上

沖縄のしりとりは際限なく続く?


話は逸れますが、ンジャナのように沖縄では「ん」で始まる言葉がたくさんあります。ですので沖縄でしりとりをするとなかなか終わらないとか(残念ながらワタクシとしりとりをしてくれる暇な人は沖縄にいませんので実験したことはないですが)。
🌸
「ん」で始まる言葉の例 うんす(味噌)、んぶしー(味噌煮)、うんな(皆)、うんざわれえ(苦笑い)、うんながら(空っぽ)…。現在判明しているだけでも「ん」で始まる言葉はびっくりするほど多いです。その数は…ひと様が行った調査になりますので、「んで始まる言葉 沖縄」で検索してみて下さい。 
<近くの見どころ>
市場と商店街、国際通りなど

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