JTB、転居なしの「転勤」制度
昇進の為…人員不足の為…
理由は多々あれど総合職や全国勤務可としている会社員に常に取り巻くリスク「転勤」。そんな転勤を「転居せず」に行おうとしている企業がある。
日本経済新聞の記事ではJTBの55歳管理職の男性が「東京本社」の名刺で「兵庫県」に住みながら業務をこなす様が記されている。地元兵庫に住まう母親の様子を見ながら業務にあたることが出来、充実した生活を送っているようだ。
今回の事例は、業務にも慣れて信頼もある社員の事例の為、「特殊な例で大多数は該当しない」と感じるかもしれない。もちろんその通りではあるが、取り組みの第一歩としては社会的意義の大きいものであると感じる。
JTB社員全員が全員この働き方を選択できないということも認識しておきたい。ただ、このコロナ禍で多様化している働き方の一つを示してくれたJTBはすごいと感じる。
今後の展望としては保険営業マンの転勤の範囲にも影響するのではないかと予想する。新規顧客開拓のため日々奔放している保険営業マンだが、顧客獲得後のメンテナンスの部分ではオンラインで対応できるのではないだろうか。また、そこから割引に繋げる商品開発があっても面白いのではないか。
私たちの生活に大きな影響を与えている新型コロナウイルスだが、影響を前向きにとらえ、良い就労環境を追求するのも重要である。
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