[アニメ紹介]ワンダーエッグ・プライオリティ

 今日は、僕が観ていて考えさせられたアニメ『ワンダーエッグ・プライオリティ』を紹介しようと思います。
 先週最終回を迎えて、六月には最終回の続きを描く特別編も放送される。

 このアニメを一言でアピールするなら『大人のプリキュア』です。
 いじめや体罰などの社会問題に少女たちが立ち向かっていく物語となっている。
 重いストーリーが展開されるので、安易にオススメすることはできない。
 
 それでも僕がこのアニメを見続けた理由は、物語が進むごとに明かされるエッグの世界の謎と繊細な心理描写、そして社会問題の闇を断ち切るかのような色彩豊かな戦闘シーンに魅力を感じたからだ。

 主人公のアイをはじめとする、登場人物たちはそれぞれ悩みを抱えている。
 アイはオッドアイが原因でいじめられ、ネイルは頭脳明晰で他人の気持ちが理解できず周りと衝突することが多い。元アイドルのリカは父親を知らず、自傷行為を繰り返している。百恵は美少年のような顔立ちに悩みを抱えている。

 作中には、ワンダーエッグと呼ばれる卵が登場し、これを割ると自殺した少女が現れる。
 その少女たちが自殺した原因がワンダーキラーとして出現し、アイたちはこれに立ち向かう。
 彼女たちが戦う目的は、自殺してしまった知人を救うためだ。謎の声によるとエッグの世界では、卵から生まれた少女たちを多く救えば、知人を蘇らせることができる。
 そのためにワンダーエッグを倒すのだが、戦闘シーンの作画が本当に色彩豊かで14歳という多感な時期の鮮やかさのようなものを感じる。

 エッグの世界に隠された秘密も物語が進むに連れて明らかになるが、心に重く刺さる内容だった。
 観ていてとても考えさせられるアニメなので紹介させていただきました。
 最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

読んでいただきありがとうございました。